ホンダ、新型シビックタイプR発表。“ピュアエンジン・タイプRの集大成”として速さと走りの喜びを追求

歴代で最も速く、最も美しく

デザインは、現行シビックをベースにローアンドワイドなパッケージを追求。ボディ一体のワイドフェンダーはサイドから流れるような造形とし、空気の流れをコントロールすることで空力性能の向上を狙っている。

「高性能マシンとしての質感と純度を高め、官能美を追求した新世代のアルティメイト・スポーツデザインを目指した。最も速く、最も美しい。一体感に満ちた、かつてないタイプRプロポーションを追求した」（エクステリアデザイン担当 原大氏、以下：原氏）

歴代のシビックタイプRは、運動性能向上のためにワイド化したトレッドを収めるために後付けのオーバーフェンダーを装着していたが、新型ではフェンダーアウターとリアドアをタイプR専用に新作。全体としてスッキリとしたデザインに仕上がっている。

「圧倒的なパフォーマンスを予感させるだけではなく、いつまでも眺めていたくなるような色気と、一体感に満ちたデザインを実現できた」（原氏）

リアウイングは先代と比べ小ぶりな印象だが、ステーをアルミダイキャストとしダウンフォースの強化とドラッグの低減を図っている。フロントフェンダーダクトやサイドシルスポイラーは、社内外のレーシングカーサプライヤーの知見も取り入れられ、先代を超える空力特性を実現したという。

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現時点でスペックは非公開ながら、タイプR専用の2.0L VTECターボエンジンは、より高出力・高レスポンス・高回転を追求した歴代最強ユニットを投入。軽量・高剛性ボディと相まって、柿沼氏の言葉を借りれば「FF世界最速の速さと痛快なドライビングフィール、高いスタビリティを両立した」というその走りに期待が高まる。

＜終わり＞