新型「RAV4」はミドルSUV市場で覇権を取れるのか？ ライバルと比べてみたら“トヨタの強さ”が浮き彫りに

トヨタ RAV4

3つのスタイルで勝負する新型「RAV4」

それでは、5つのモデルそれぞれのキャラクターと特徴を見ていきましょう。まずは、新型RAV4です。

RAV4は、4WD車でありながら街乗りも見据えた今風のクロスオーバーSUVの走りとして、1994年に初代が誕生します。そして世代を重ねるにつれ、世界的な人気モデルに成長しました。

新しい6代目は「Life is an Adventure（人生は冒険だ）」をコンセプトとして、洗練の「コア」、ラギッドでオフロード色の強い「アドベンチャー」、そして走りの楽しさを磨いた「GRスポーツ」の3つのスタイルを提供しています。

パワートレインは、現在のところ2.5Lのハイブリッドとプラグインハイブリッドが用意されています。特にプラグインハイブリッドは、最高出力が320馬力以上（北米仕様）であり、EV走行距離が150km（開発目標値）という高性能を誇ります。

電動車としての基本をハイブリッドに置きつつ、中心にコア、オフロード用にアドベンチャー、オンロード用にGRスポーツをラインナップし、ユーザーを逃さない全方位的な戦略をとっています。基本コンセプトが「Life is an Adventure（人生は冒険だ）」ですから、走って＆使って楽しいクルマに仕上げてくることでしょう。