「日常の足として不満はない」の声も。99万円〜の究極のベーシック 「ミライース」が長年支持されるワケ

ダイハツ ミライース

「日常の足として使用するのに不満はない」の声

このように、ミライースは、装備やデザインの派手さではなく、“日常を支える実用車”として、燃費性能含めて「経済性」を重視するユーザーには魅力的な選択肢となっているようです。

実際に所有しているユーザーからも「日常の足として不満はない」「買い物くらいしか使わないので大変満足」というコメントが寄せられています。

一方で、装備や静粛性、走行快適性にこだわるユーザーからは「全体的に質素である」「安いので仕方がないが、細部の質がチープ」と物足りなさを感じる声もあります。

ミライースの月間目標台数は9000台に設定されていますが、2025年9月の軽四輪車の販売台数では4259台を記録しており、目標に対しておよそ半分程度であることがうかがえます。

これに対し、販売店担当者は「ミライースはコスパの良い実用車が欲しいという方には魅力的なモデルですが、装備や機能面では価格相応の部分があるため、幅広い層に訴求するには難しさがあります」と話します。

これらを踏まえると、派手さはなく堅実だからこそ選ばれる一方で、それが販売面で苦戦する理由でもあると言えそうです。

（終わり）

（写真：ダイハツ）