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夏ということで、まさかの山車(だし)を自動車ライターがインプレする

機会があれば山車の「ドライブ」に参加してみてほしい

そして祭の花形というか見せ場は「180度ターン」だ。

これはさすがに広いT字路または十字路で行うため、壁や電柱等に舵棒が接触するリスクは比較的低い。だが決して可能性ゼロではないため、まずは全体リーダーが場所とタイミングを慎重に決める。

そして全体リーダーの掛け声に合わせて、舵棒の前後に付く男たちが力の限り棒を押せば、木製車輪+ノーサスの推定4tの山車は、最初のひと押しこそかなりの「重ステ」であるものの、ひとたび回頭が始まれば国産おやじセダンのパワステぐらいの軽さで(?)180度ターンは完了する。

震災前の、まだにぎやかだった頃の8月7日と比べればギャラリーの数は「寂しいものですよ」ということだが、それでもそれなりに集まっている観衆から、豪快な180度ターンを決めた山車と、それを動かす男衆に対して歓声と拍手が巻き起こる。

以上が、岩手県陸前高田市「うごく七夕」における大町祭組の山車の、いわゆる試乗インプレッションだ。

これに関連して「不便な機構を備えた車両ならではのドライビングプレジャー」等々、さまざまなゴタクを並べて話を締めようかとも思っていたが、すべてやめた。話は以上である。

「オレの地元にも山車はあるし、祭衆として参加してるよ」という人もいらっしゃるだろう。だがそうではない多くの人に、「山車というのはなんとなくこんな感じで動いている」ということが伝わったなら幸いである。

そしてもしもご興味が出たならば、そして機会が得られたならば、どこかの町で山車の「ドライブ」に参加してみていただければ――とも思う。

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