REVO2の技術搭載! SUV用ブリザック登場
掲載 更新 carview! 文:斎藤 聡/写真:
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印象的なのは、REVO2に非常に良く似た乗り味と、グリップ性能を持っていることだ。圧雪路で試乗してみると、コンパウンドに張りのある弾力性が感じられ、適度に変形しながらも腰の強さがある。そのためか、エッジの効きがよく、雪を噛むようなグリップ感と踏みしめた雪を蹴り出すときのトラクション感がしっかりと出ている。
トラクション性能は、適切に配置された縦・横の溝の効果が大きいのではないかと思う。縦方向の溝成分は大雑把にいうとハンドルを切り出したところで効果を発揮し、ハンドルの舵角にして90度くらいのところまで効く。横溝成分は、90度以上の大舵角を与えたときに効果を発揮する。
話はやや逸れるが、今回の試乗会ではスタッドレスコンパウンドのスリック、縦溝のみ、縦横溝の3タイプのタイヤが用意されており、これに試乗することができたが、このタイヤで走った印象もこれとリンクしている。
そんなわけで、直進付近での引き締まった手応えから、ハンドルを切り出して大舵角を与えたときまで連続してハッキリとしたステアフィールが出ている。また、意図的にホイールスピンさせ、クルマをスライド状態に持ち込んだときでもトラクション性能がしっかりと出ており、クルマが前に進んでくれる。グリップからスライド状態まで雪道をしっかりと捉えてクルマを前に進めてくれるタイヤに仕上がっていた。
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