トヨタFCVミライ試乗、HVやEVとドコが違う?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
燃料電池車(FCV=Fuel Cell Vehicle)はガソリンの代わりに水素(H)を使い、エンジンの代わりにモーターが駆動力を発生する。ただし、水素で直接モーターは動かせないので、燃料電池(FCスタックとも呼ばれる)で、燃料の水素(H)と空気中の酸素(O)を化合させ、その時に発生する電気でモーターを回す仕組みだ。水素から電気を取り出すエネルギー変換率が理論上83%と高いのも魅力的だ。
要は、水素をエネルギー源にしたクリーンな発電所が燃料電池の正体。それを積んだクルマを燃料電池車と言うだけで、駆動原理は電気自動車と変わらない。
燃料電池そのものは無音だ。強いて挙げれば、空気(酸素)を燃料電池に押し込むためのコンプレッサーの音がかすかにする程度。その大きさも、開発初期段階のものからは大幅に小型化され、さらにトヨタは、燃料電池内部の電解質膜に必要な湿気を、発電で生じる水を循環させることで補う、世界初の加湿器レス構造も実現した。ミライに搭載される燃料電池スタックは、既存のガソリン車の燃料タンク程度になっている。
注目はその乗り味で、抜群の未来感がある。まず車内は電気自動車並みに静かで、エンジン稼動音などは無く、「キュイーン」「キーン」といった独特の作動音のみがかすかに響く。アクセルの踏み込み量に応じて変化するが、フル加速しても基本的には静かで、そのレベルはタイヤの転がる音やクルマの風切り音のほうが気になる、一般道なら外の音が気になる程度のものだ。
ちなみに「キーン」と「キュイーン」は、各駆動系の金属音とモーターへの電力供給の調整機構の稼動音が入り混ざったもので、耳をすませると聞こえる新幹線の加速時の音や、ハイブリッド車に乗っている人はモーターだけで走る際の音をイメージしてほしい。
これだけなら、電気自動車と同じと言われそうだが、ある特性が加わることで、高級車的な味が出ているのが燃料電池車だ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
マジで[軽自動車]なん!? ホンダ [N-BOX ジョイ]の室内空間が広すぎる件
スズキの[現行SUV]のカタログが全部万能すぎてもはや選べない説
江戸時代から続く天津小湊温泉「宿 中屋」の美肌の湯【風呂じまんの宿31選】
マツダ「ロードスター」生誕35周年。記念モデルは深みある“赤”でオトナの熟成感を演出
モデリスタ 「bZ4X」を近未来デザインに!東京オートサロン2025で“新化”を披露
ケータハム EVスポーツカー「プロジェクトV」新ビジュアル公開!東京オートサロン2025
首都高バトルの新プレイムービーが公開。ライバルとのSPバトルや走行シーン、カスタム要素などが明らかに
TEAM IMPULが2025年に向けて東京ラヂエーター製造とメインスポンサー契約を締結
【ルノー アルカナ】アンダー500万円で買える良心的逸品【エスプリ アルピーヌ】
スポーツカーとしての実力が充分すぎる[ロングセラー]な[クルマ]6選
軽バンの乗り心地改善!騒音・振動対策&快適カスタムを紹介
あわてるなリーフもエルグランドも出る!? ホンダ日産統合後の[激震]はしばらく先?
【気付ける?】バッテリーから見た目、走りまで…三菱「アウトランダー」の改良が“フルモデルチェンジ級”だった
【レガシィ、ステージア世代に乗ってほしい】新型「パサート」試乗 ドライブ好きならSUVよりワゴンでしょ
【新旧エクストレイルをカスタム!】ポタ電10台搭載の災害対応キャラバンなど、日産の「オートサロン2025」出展車両を事前公開
新型「レクサス GX」争奪戦は年始~。公取協の指導で“先着順”のフェアな販売に変わるのは朗報!
【今年はコスパ元年】フロンクスからランクルまで、お手軽予算や最強リセールで覚えておくべき車5選
【ホンダの逆襲】新型「プレリュード」が“ハイブリッド革命”と話題に…エンジンの超進化が向かう世界
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
【ライバルもビックリの強烈さ】スズキ新型「ソリオ」公開! 「フロンクス」のクールなカスタム仕様も【TAS25】
【無敵の布陣完成】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一部改良。廉価版・PHEV・最上級4人乗り一挙追加…510万円から
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!