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再び起きたモノづくり不正だが、日産の不正検査は情状酌量の余地もある

再び起きたモノづくり不正だが、日産の不正検査は情状酌量の余地もある

写真:日産自動車

リコールの対象となるモデルは最大120万台超

東京モーターショーを直前に、日産の不正検査の実態が明るみに出た。ことの真相のすべては明らかになっていないが、日本の工場で生産した新型車を工場から出荷するとき、車検と同じような検査を行うことが保安基準で義務付けられている。この検査は国が定めた資格を持った検査員によって実施され、保安基準を満たしているというOKマークがつけられるのである。

日本のルールでは政府が定めた保安基準に沿って設計製造されたクルマだけに型式認定が与えられ、それに基づいてクルマの製造現場では厳格な検査が行われている。検査の目的はユーザーの安全を守るためであるが、日産は無資格のスタッフによって検査を行っていたことが、国土交通省の抜き打ち検査で明らかになった。

その後の日産の調査では国内の6つの工場で法令違反が見つかり、対象となる車種は21モデル。不正がいつ頃から行われていたのかまだ調査中だが、その数は100万台を超えそうだ。

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