サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > 編集記事 > コラム > 再び起きたモノづくり不正だが、日産の不正検査は情状酌量の余地もある

ここから本文です

再び起きたモノづくり不正だが、日産の不正検査は情状酌量の余地もある

再び起きたモノづくり不正だが、日産の不正検査は情状酌量の余地もある

写真:スズキ

昨年のスズキのケースに近い微妙な法令違反

ただ、日産は検査そのものをスルーしたわけではないし、検査結果を偽造したわけでもないので、この問題によって販売された車両の安全性に問題が生じるとは思えない。例えば、VWのディーゼル不正や三菱自動車の燃費偽装や、今まさに話題の神戸製鋼の強度偽装は明らかに悪意を持った不正であり、世の中を欺く行為は到底許される問題ではない。その意味で、今回の不正は昨年話題になったスズキの燃費測定不正のケースに似ている。

スズキの燃費測定不正の場合は、コストを低減するためにシミュレーションによって燃費を算出していたことが政府が定めたプロトコル(手順)に違反してしまった。だが、この違反は燃費をごまかすためではなかったことが、その後の調査で明らかになった。

というのも、スズキと国が正規のプロトコルで再試験を行なったら、燃費値はかえって良くなったのだ。スズキが行ったシミュレーションは実際よりも厳しい条件で行なわれていたわけだ。法令違反であることに変わりはないが、情状酌量の余地はあったはずだ。

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

サイトトップへ

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

関連サービス

メールマガジン メールマガジン