世界初公開された日産の次世代EV「アリア」はハイテク満載、500万円オーバーのプレミアムSUVだった
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:日産自動車 244
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:日産自動車 244
7月15日、日産が新世代EV「アリア(ARIYA)」をワールドプレミアしました。ざっと見ていきましょう。
アリアのデザインは昨年の東京モーターショーに出展された「アリア コンセプト」をほぼそのまま市販化したクロスオーバーSUVスタイルで、2021年夏、日本を皮切りに発売予定とされています。予定価格は約500万円~と、大台を超えてきました。
サイズは全長4595×全幅1850×全高1655mm。全幅をのぞくと「エクストレイル」より少し小ぶりでスリークなボディに、2775mmの長いホイールベース=広いキャビンを実現しているところが、スペース効率に優れた電気自動車らしい点です。駆動方式はFFと4WDが用意され、タイヤサイズは235/55R19か255/45R20(グレード別設定)となり、スペック的にもプレミアムな仕立てのクルマであることが見て取れます。
駆動方式はFFと、前後にモーターを搭載した4WDの「e-4ORCE(イーフォース)」が選べます。e-4ORCEは前後に搭載したモーターを個別に制御して、加速時のトラクション、ブレーキング時の沈み込み、回生効率や旋回性能を高める新技術。アリアの0-100km/hの加速性能で見ると、FFの7.5~7.6秒に対して5.1~5.4秒の俊足で、最高速度もFFの160km/hに対して4WDは200km/hとなっています。
航続距離は65kWhのバッテリーを搭載するノーマルレンジ版が450km(4WDは430km)、90kWhのロングレンジ版が610km(4WDは580km)。バッテリーは最新の水冷式が採用されているので、劣化や急速充電でもリーフより有利だと思われます。
ちなみに現行モデルの「リーフ」との比較では、ほぼ同等のバッテリー容量をもつ「eプラス」が441万1000円~となっているので約50万円高ですが、ノートのプラットフォームを改良したリーフに対して、専用設計のEVプラットフォームや新世代バッテリーが与えられるなど、あらゆる面で進化していることを考えると、それほど高くないという見方もできそうです。
先進アシスト系では、ハンズオフ走行が可能なプロパイロット2.0が設定されます(グレードによる)。新たに準天頂衛星「みちびき」を使うことでGPSの精度が高めるなど、さらに高度な運転支援が期待できそう。車外からの操作で駐車できるプロパイロット リモート パーキングも設定されました。
また、コックピットは12.3インチのワイドディスプレイを2つ並べたドイツ車風の新世代デザイン。大型のフルカラーヘッドアップディスプレイも採用されました。ほかにもキーを持って近づくと前後のライトと日産のエンブレムが光って出迎えてくれたり、「ハローニッサン」と呼びかける音声認識機能が使えたり、スマホでドライブプランを立てて転送できたりと、ハイテックなアメニティも満載となっています。
果たして500万円オーバーのプレミアム・クロスオーバーEVは日本や世界の市場にどう受け止められるのでしょうか? さらにこのプラットフォームを使ったルノー製EVの登場などにも今後は注目です。
次のページ>>スペック例
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【同門対決】ガソリンかバッテリーか?VWゴルフとVW ID.3の一騎打ち!どちらのフォルクスワーゲンが優れているのか?
40万円安い! トヨタ「新型RAV4アドベンチャー」に注目! 専用「角形デザイン」×大型フェンダーモール採用でめちゃアウトドア感スゴい! ノーマルの「Z」グレードとの違いとは?
トヨタ新型『C-HR+』英国発売 走る楽しさを重視したEV、航続距離600km 約715万円から
日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
奈良の新名所!?「高市スープラ」今も混雑してる? 首相就任から2か月―現地で確かめた
「すごい事故…」 常磐道で「ETCレーンに激突大事故」発生 設備“大破”→「たった2日半」で復旧! 渋滞ポイント「三郷料金所」で起きた“爆速修復”に「すごい」「仕事速い」の声
欧州版「軽自動車」規格 新『M1E』カテゴリー導入決定 全長4.2m以下の小型EVに優遇措置
未来的なイメージで斬新な顔に!? ヤマハ「MT-09」新色が好評 納車は年明け?
”新米パパ”フェルスタッペンが娘リリーを語る「今の日々を、本当に本当に楽しんでいるんだ」
アルファード&レクサスLMの人気がヤバい! タイで「コミューター」の顔面整形が流行っていた!!
離脱したマルコの役割は分割か。引き継ぎ候補にベッテルの右腕やミンツラフCEOの名前
瀬戸大橋-高松のショートカットルートがついに全線4車線化! もと有料の快走路が改良 高松駅直結!
【EVなんてまだ早い?】そう思う人向けに「ぜんぜん売れてない電気自動車」の意外と悪くない日常メリットを拾ってみた
車高は低くても価格が高すぎ!? 「RS」投入で「ヴェゼル」の販売が好調…装備内容を考えれば「納得」の声
【V10「LFA」超えの可能性?】新型「GR GT」の4.0L V8が“トヨタ最高傑作”と噂される理由。EV時代でもV8を捨てなかった背景に迫る
【実際どうなの?】日本カー・オブ・ザ・イヤーで2位獲得! 新型「プレリュード」購入者のリアルな声
【アレがない衝撃】アウディ新サブブランドの「E7X」量産モデルが初公開! アウディ伝統“4つのリングが完全消滅”の新顔で2026年発売へ
【正式発売】トヨタ新型「RAV4」がついに登場! 価格は450〜490万円で“最大約64万円上昇”。月販3000台目標も早期完売の可能性濃厚か
「エクストレイル」改良後の売れ行きは? 中身は魅力的でも、ラインアップの弱さとライバルの新車ラッシュで苦境に陥る予感…
【軽自動車を全米で作る?】また“トランプ砲”に振り回されるかもしれない日本勢に提案したい「マンハッタン・ママチャリ計画」
【ついにニスモに6MTが来た】東京オートサロンで「フェアレディZ」マイチェン版を初公開!ドデカフェンダー装備のニスモ“新コンセプトモデル”も初披露
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!