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プリウス・プロトタイプ試乗。プリウス嫌い清水和夫はどう評価する?

プリウス開発のキーマンが東京モーターショーで言ったこと

長い間プリウスを育ててきた小木曽 聡さんは4代目プリウスを世に出す前に、トヨタからブレーキメーカーのアドヴィックス社長に転出した。その小木曽さんと東京モーターショーでばったりと出会った。新型プリウス発表の直前まで陣頭指揮して開発を進めてきたプリウスにどんな想いを込めていたのか聞くと、なんと「清水さんに好きになってもらうことです!」と意外な答えが返ってきた。

違和感のあるブレーキフィール。節度感のない電子式CVTの加速フィール。燃費優先のタイヤが発するロードノイズ。リヤサスペンションの突っ張った感じなどなど。3代目までのプリウスの課題は枚挙にいとまがなかった。これだけの課題を一気に解決できるのだろうか?

新型プリウスにはAWDも設定されるので、リヤサスは新設計のダブルウィッシュボーンだ。ドライバー・ポジションも一から見直し、真っ当なドライバーズカーに仕立て直されている。燃費だけでは世界で戦えないことにトヨタは気がついたのだ。小木曽さんの話を聞いて、トヨタも大きく変わろうとしていることが伝わってきた。このときから、私は早くハンドルを握りたいと思っていたのだ。

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