レクサスらしい快適性に安定感のある速さ。「LBX MORIZO RR」はトヨタの強さを証明する1台
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:トヨタ自動車 82
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:トヨタ自動車 82
最高出力304ps、最大トルク400Nmという1.6Lターボとしてはかなりハイチューンなスペックを誇る。
コースインして最初にアクセルペダルを踏み込むと、騒音規制ギリギリを攻めたに違いない、勇ましい音が響いた。3気筒ということもあり、音質は官能的とは言えないが、野太く、迫力はある。そしてその音量、音質に恥じない加速を味わわせてくれる。車重は1.4トン。ハイチューンエンジンと4WDシステムによって車体サイズのわりに重いが、それを感じさせないペースで速度が上昇していく。7000rpmまで一気に回る。
ハンドリングはいかにもスポーティな4WDのそれ。決して曲げにくいわけではないが、スタビリティ重視で、アクセルのオン/オフによってクルマの向きが変わりやすいタイプではない。こう操作したらこういう挙動になるだろうなという想像を裏切ることがないので、ハイパフォーマンスモデルの中では最も強さを感じにくく、運転しやすい部類に入ると思う。
スタビリティの高さは刺激の少なさにもつながる。が、それも当然の話で、200psを超えたらモンスターといった感覚だったかつての“ホットハッチ”とか“ボーイズレーサー”あたりとは次元が異なるパワーがこのクルマには備わっている。スタビリティの高さを備えていないと危険というレベルの本格的なハイパフォーマンスカーなのだ。
平滑なサーキット路面でしか走らせていないので、乗り心地を評価するのは難しいが、例えばGRヤリスに比べると、細かい入力に対して寛容なように感じた。GRヤリスの乗り心地が硬いベンチだとしたら、このクルマはそれに低反発マットを敷いた状態。そのことも活発に走らせた際の刺激の少なさにつながっているような気もするが、日常においてはこちらのほうが快適なのは間違いない。
LBX MORIZO RRには「REDS(レスポンス・エンハンシング・ダンピング・ストラクチャー)」という樹脂のデバイスがサスアームに装着されている(吹き付けられている)。
重量を抑えつつサスペンションの剛性を高めるもので、名前の通りレスポンスを増幅させる。スプリングやダンパーの減衰力を高めるやり方でもステアリング操作に対する応答性を高めることはできるけれど、それだと乗り心地が悪化する。足を締め上げてスポーティにするのはレクサスのやり方ではないということか。
(次ページに続く)
◎あわせて読みたい:
新型GRヤリス“エボ”は4月8日発売。8速AT追加、価格大幅アップ…845万円の限定車も
合言葉は「壊してくれてありがとう」。レースで鍛えられた新型GRヤリスの過激すぎる進化の中身
本当に「欲しい!」と思える1台――進化型GRヤリスに試乗。新旧比較でその真価を体感した
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
GT500史上初の3連覇に「歴史に名を刻めた」と坪井。年間表彰式『SUPER GT HEROES』開催
ノリス盤石か? 悲願のタイトル獲得へ向け速さ見せる。フェルスタッペン2番手……角田裕毅は17番手|F1アブダビGP FP2レポート
ノリスが初日最速、ソフト&ロングの両方でライバルを引き離す。僚友ピアストリは11番手/F1アブダビGP FP2
F1アブダビGP FP2速報|ランク首位ノリス最速、フェルスタッペンが続く。ピアストリ出遅れ11番手。角田裕毅はセクター3苦しみ17番手
パガーニ・ウアイラRで学ぶ最上級のドライビングレッスンとは!? 圧巻すぎる内容に驚きの連発!!
新「“3列7人乗り”ミニバン」発表! 全長4.7mの「ちょうどイイサイズ」に“スライドドア”を採用! 5人乗りもある特別色のシトロエン「ベルランゴ」登場
ジェネシス、ドライバー6名の組み合わせを発表。2台の『GMR-001』の車番も明らかに
新車218万円! 新「“4WD”コンパクトSUV」に大反響! 「ターボ」エンジンדヨンク”初搭載! 全長4m切りの“ちょうどいいサイズ”に「欲しい」の声も! スバル「新レックス」が話題に
シリーズ屈指の人気作「エアジョーダン6」に高級感ある“くすみカラー”が登場! 高級ストリートブティックとのコラボ作は“ハイセンスなアクセント”が魅力です
海外F1記者の視点|F1レギュラーシートを失った角田裕毅。2026年はレッドブルのリザーブに……彼はこれからどこへ向かう?
「とろろ」がウマい!! 新東名「遠州森町PA」でいただく和定食 バイクで行く高速道路グルメ
トヨタ渾身の新型「GR GT/GT3」世界初公開!“公道を走るレーシングカー”の実力とは
【ここが変わった】新型「デリカD:5」まもなく登場! 改良前モデルの“惜しい点”や、お買い得度はどうなった?
ソニー・ホンダモビリティが「アフィーラ1」の量産型を1月のCESで公開。さらに新たなコンセプトモデルも予告へ
【正体が判明】謎のレクサス版スポーツモデルは「LFA コンセプト」だった。BEVでも“走りの魂”を継ぐ次世代フラッグシップがついに姿を現した
【市販化なるか】“ランクル75周年”に向けて浮かび上がるトヨタ「ランドクルーザー Se」のこれからの動向
【速報】トヨタが新型「GR GT」「GR GT3」を世界初公開! 650psのV8ハイブリッド×アルミ骨格の“次世代フラッグシップ”の正体判明
登場から2年、レクサス「LM」の購入層に変化? 法人だけでなく、買えない「アルファード」横目にファミリー層も獲得か
【コメント欄で激論】「今更日本で発売されても遅すぎる」…新型「CR-V」実車公開の記事が話題
【ほぼ300万円】“高い軽など売れぬ”論を粉砕…新型三菱「デリカミニ」を買う人々は本当に気が知れないのか?
次期「スカイライン」は「フェアレディZ」と「GT-R」の“中間”を目指すと日産。クロスオーバー復活の可能性も噂に
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!