悲運の傑作「ホンダ e」のリベンジを狙う! 今年発売新型「Nワン e:」はどんなクルマで、なぜ価格に注目なのか
掲載 carview! 文:山本 晋也 89
掲載 carview! 文:山本 晋也 89
そのヒントとなるのは先行して生まれた軽商用モデルのNバン e:です。内外装に若干の変更はあるにせよ、Nバン e:の基本はエンジン車のNバンと共通なのは見ての通り。つまり、ホンダが軽EVに向けて開発した電動アーキテクチャーは既存プラットフォームに対応するものといえます。
>>「Nワン e:」のデザインのヒントに…「Nワン」や「Nバンe:」を画像で見る
となると、Nワン e:もエンジン車とさほど変わらない外観になると予想できます。Nバン e:の充電ポートはフロントグリルに置かれていますが、こうしたレイアウトも共通になること確実です。Nワンのフロントグリルはパネル形状となっているので充電ポートをインストールしても違和感なく溶け込みそうです。
またバッテリーパックもNバン e:と同じサイズ感になると考えるのが妥当です。Nバン e:のバッテリー総電力量は29.6kWhですが、このスペックはNワン e:でも同等となることでしょう。
このバッテリーパックは、冷たいときにはヒーターで温め、熱くなるとラジエーターで冷却する温度管理を徹底した仕様となっているのが特徴。軽EVとしては贅沢ともいえる熱マネージメント機能は、Nワン e:でも変わらず採用されることは確実です。駆動モーターも共通になると予想できます。
つまり、最低でもNワン e:の一充電走行距離245kmは確保されるでしょう。全高が低いぶんだけ空気抵抗が小さいですから、Nバン e:より航続性能は高くなるはず。カタログスペックで280kmを超えるようになれば、軽EVとしては十分以上と評価されることでしょう。
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