自動運転のキー技術、ダイナミックマップに注目せよ
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫
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既に始まっているのが国際標準化に向けた取り組みだ。たとえば、自車の位置を特定するときに、どの情報を参照するのか、基本のルールは標準化すべきである。地図の精度が上がれば、交差点に差し掛かったとき、交差した道路の中心点を読み取るのか、交差点手前の停止線を読み取るのかで全く違った情報になるからだ。また、輸出先に合わせてシステムを変えていてはコストが膨大になり、普及の妨げになるだろう。
日本は積極的にルールメイクに乗り出し、すでに標準化の足掛かりはできている。競合相手として、アウディ、BMW、ダイムラーの三社連合が傘下に収めた地図会社ヒア(HERE)の名前が挙がっているが、ヒアは国際標準化よりも地図情報を生かしたサービス開発に特化している。しかし、今後はヒアとも連携する必要があるかもしれない。
グローバル市場で基盤データの協調領域策定をどのようにリードするのか。チームジャパンはグローバルな視点で開発や交渉を進めていく必要があるだろう。
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