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ボルボXC60・海外試乗。イメチェンは突然に

ある種のズレを修正!?

さらに近づいてみると、このイメチェンがかなり意図的であることがわかる。まずボディサイズは全長4628mm×全幅1891mmとかなりワイドで、グリルも今まで通り横長だが、よく見るとカタチが若干縦長の逆ホームベース型になってるし、格子模様や“♂”マークもより大きくシンボリックに進化している。ヘッドライトも全体のスポーティフォルムに合わせて寝かされており、その上前後バンパーの四つ角には、鋭くえぐられた“エラ”のような絞りも付いている。うーん、見れば見るほど今までとは違うわ。

そしてその後、試乗会場でロン毛のチーフデザイナー氏に会ったのでカタコト英語で「随分変わったね」と尋ねてみたら、彼はニヤリと笑って一言「YES!」と答えた。そう、もはやこれは確信的イメチェンなのだ。

だがそれも分かる気がする。正直、私は最近のボルボに“ある種のズレ”を感じていた。昔の四角いボルボには徹底した実用性と、なおかつある種の野暮ったさがあり、それが父権的=安全のイメージを演出していた。ダサさが逆に安心感となってボルボの爆発的魅力に繋がっていたのだ。ところが90年代後半以降、四角いデザインをやめ、ショルダーが張り出したエモーショナルデザインに生まれ変わり、ボディが大きくなっていくたびに私は違和感を感じた。今まで通りの父権的ボルボではなくなっていく気がしたのだ。言わば、前は毛玉だらけのぼろぼろのセーターを着ていた子だくさんの優しいお父さんが、離婚して似合わない流行のスーツを着始めたように…。だから私はこのXC60を見て直感的に感じたのだ。「ははーん、これはそのズレを直しにきているな」と。

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