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スープラより…雨のサーキットでマークX“GRMN”の完成度に驚いた

最も伝えたいのは本格的に走り出してからの楽しさ

すでに完成度の高い初代マークX“GRMN”が二代目でどのように成熟・進化したのか?

走り出し数十メートルで、タイヤの無駄なゴロゴロ感などが減衰された滑らかな乗り味を感じる。これぞ、ボディが強化されたこととスイングバルブの効果だ。

ハンドルは軽くなり、女性でも楽に扱えるレベルになった。この手の変更はダイレクト感や切り出しへの反応が悪化しやすいが、重かった先代より情報も多い。これもボディとスイングバルブ効果だろう。街中は走れていないが、足回りの動きがとてもしなやかなのにジワッと踏ん張るコシがあり、乗り心地を含めた快適性も高いはずだ。

クラッチの操作感も軽くなっていたが、クラッチ自体は変わらないそうなので、見切りの良さを狙って着座位置を1cm上げたことで、ペダルの踏み込み角度が改善したのかもしれない。

そんな事より、最も伝えたいのは本格的に走り出してからの楽しさだ。ギア比が高められて加速がダルになるか心配だったが、逆だった。以前はギア比がショートすぎて、シフトが忙しく、それを操り切らないとエンジンのおいしい回転からすぐに外れてしまう感覚があったが、新型にはそれが無い。おいしいトルク領域をそこまで意識しなくても自然と使える感覚があり、速く、回転が上昇するフィールも鮮明になった。0−100km加速も変速回数が減って速くなっているという。

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