トヨタの自動運転ドリームチームを率いるギル・プラットにインタビュー
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:トヨタ自動車
清水:TRIから見て日米欧各国の政府に協調領域としてやってほしいことは?
カフナー:コネクティッドカーのことを言えば、通信の安全性、セキュリティ、プライバシーは保たれなければなりません。その国によって法規が違うため、各国政府にお願いしたい。
清水:ありがとうございました。
・・・自動運転に対するトヨタの発言は、同業他社と比べて慎重に見えると言われているが、個人的にはトヨタの慎重さは大切だと思う。だが、自動運転が競争の道具になってきたとき、今のトヨタの取組み姿勢や開発環境に不満や焦りはないのだろうか? この点に関して、トヨタの先進技術の総責任者である伊勢清貴専務(安全の最高執行責任者)は2つの指示を出している。
1つ目は「トヨタが世界一のスピードで自動運転を導入すること」、2つ目は「世界一安全な自動運転車を開発すること」。この2つの指示が同時に下りてくるので、「これはなかなか大変だが面白い」とプラットCEOは奮い立っているという。競合他社からのプレッシャーも感じるが、トヨタ社内からのプレッシャーも感じているようだ。
2017年に市販される新型「レクサス LS」は同社のフラッグシップに相応しい自動運転を感じさせる高度なシステムを搭載するはずだ。
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