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トヨタの自動運転ドリームチームを率いるギル・プラットにインタビュー

トヨタの自動運転ドリームチームを率いるギル・プラットにインタビュー

ジェームス・カフナー/トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)CTO

AIが判断するべきは国際社会共通の価値観

清水:国や人種、年齢などに起因する、人間ならば誰に言われるでもなく育まれる様々な倫理観や価値観は、社会のぼんやりとしたルールから世の中の価値観にまでなっていくものですね。数値や公式にできない倫理的な基準が社会を覆っていませんか?

プラット:おっしゃるとおりですね。倫理観や価値観はそれぞれの社会や、個人個人でも違います。先日、AIの作り方についての会議でも話題になりましたが、数値で表すのが難しい世界というのはあると思います。ただし、世界中の人々に共通の原理もある。まずはそこからスタートします。たとえば、他の人に被害を与えないこと。データのアクセスを制限することでプライバシーを保護すること。そして、AIのシステムが何をしたか、きちんと記録を取ることなどでしょう。

清水:なるほど、記録しておけば、事故が起きたときの分析調査に使うことが出来るわけですね。

プラット:TRIの研究は、世界共通の価値観を踏まえて研究を進めています。安全の向上、生活の質を高めること、モビリティによるアクセスの向上、データのプライバシーを守ること。そして、AIシステムがどうしてその判断に至ったのかを説明できるようにするための研究を行っています。

清水:クラウドを使ってデータをシェアするとなると、クラウドにつながらないと意味がないですね。

カフナー:ディーラーで整備点検するときなど、コネクティビティを使わずにデータの更新をする方法もあります。でも本当は、クルマと無線通信によって更新するのが望ましい。それはケータイと同じで、データがより簡単に扱えれば便利になりますね。

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