新型レヴォーグ STIスポーツEX試乗 間違いなく「買い」のステーションワゴンだが難点はデザイン
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:望月 浩彦 266
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:望月 浩彦 266
そして俗に言う慣らし運転は順調に進み、「上限2000rpm」を意識することなく、おおむね普通のマナー内にて新型スバル レヴォーグSTIスポーツEXの能力を解き放つ日がやってきた。
結論から申し上げると、ほぼ非の打ち所のない車であった。
新開発の1.8Lターボエンジンは、それまでの超強力な2Lターボエンジンと違ってパワーとトルクの絶対値は正直大したことがなく、最高出力177ps/5200~5600rpm、最大トルク30.6kgf-m/1600~3600rpmでしかない。
だが回転数の数値からもわかるとおり、実用域で十分以上のトルクを発揮することに(たぶん)重きを置いているこの1.8Lターボエンジンは、普通に2020年の公道で乗る分には「けっこう速い!」と感じることこそあれ、「かったるい……」と感じることはほぼないと思われる。
いや、Comfortモードでの低回転域(1600~2000rpm付近)ではややかったるいと感じたが、その場合はNormal(ノーマル)またはSport(スポーツ)モードを選択するか、あるいは個別の設定ができる「Individual(インディビジュアル)モード」にて、エンジン特性のみをNormal以上にすれば万事解決するだろう。
万事解決しないのは、どうしても300ps級の大パワーが欲しくてたまらない各位の場合だ。その場合はもうどうすることもできないので、他の車を探すか、あるいは先代の2.0Lターボに乗り続けるしか方法はない。
直進安定性はすこぶる良好で、100km/h前後の高速域からカーブへ進入し、そしてカーブの頂点を抜けて立ち上がっていく際の動きと感触は、BMWやアウディ、あるいはメルセデスなどの欧州列強に近い。
STIスポーツのZF製電子制御サスペンションは――各メディアですでにさんざん報告されていることではあるが――Comfortモードでも十分というか、現代ニッポンの速度域=昔より“スピード”が歓迎されない時代の実質的な速度域においては、むしろComfortモードの「快適で穏やかだが十分な踏ん張りが利き、速度を上げても何ら不安を感じない足」こそがベスト、あるいは基本と言えるのかもしれない。
まだ自分の中で正式決定はされていないが、筆者は今後、個別の設定ができるIndividualモードは「サスはComfortで、エンジン特性はSport。それ以外はNormal」にしようかと思っている。
ADAS(先進運転支援システム)関係の話としては、前述した新世代アイサイトは、筆者がこれまで使用していたver.3の体感1.5倍から2倍ほどの精度で道路白線と車線の中央を死守し続ける。
現行型前期のXV(アイサイトver.3搭載)では「そこそこ頻繁に車線を見失う」という状況だったが、新世代アイサイトではほとんど見失うことがない。またアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)使用時の加減速も、2倍とまではいかずとも1.3倍ぐらい(さらに)スムーズになった感がある。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
巨大GTウイングに赤黒の「トミカスカイライン」カラー! リバティウォークはトラック相手でも容赦なしの圧巻カスタム!!
ガスリー、ご近所さんになった角田裕毅とカラオケ熱唱「声枯れるほど歌った。楽しい夜だった」思い出アデルの曲も再び
Jujuが人気ドライバー部門首位「暖かい声援が何よりも活力に」。2024年のSFgoアワードはTGMが“2冠”
ラリーカーが空を飛ぶ! WRCラリージャパン堂々幕開け。Rally1ではM-スポーツ・フォードのフルモーSSS1最速。勝田貴元3番手
60系『プリウス』のメーター手前を小物置きに、カーメイトが専用トレー発売
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表! “450馬力”超えの「3列シート」採用モデル登場! 超パワフルな「高性能ハイブリッド」初搭載した“新型LX”加国発売!
“ツーリングもサーキットも楽しめる”スーパースポーツバイク! ヤマハ「YZF-R7 ABS」の2025年モデルは鮮烈なブルーとグレーが魅力です
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!