マツダ CX-30 ベーシックなガソリンで十分。プロアクティブでも装備は充実
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:マツダ 281
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:マツダ 281
グレード展開は、まずは前述した2Lガソリンエンジン搭載車が「20S」という車名となり、1.8Lディーゼルターボは「XD」、次世代型のやや特殊な2Lガソリンエンジン搭載車は「X」という車名になります。そしてそれぞれの中に、標準的な装備内容の「PROACTIVE」と、それより少々充実している「PROACTIVE Touring Selection」、そして最上級に相当する「L Package」という3種類のグレードが存在しています(ただし20Sだけは、サブネームが付かない「素の20S」もあります)。
ガソリンエンジン
・20S 239万2500円
・20S プロアクティブ 261万2500円
・20S プロアクティブ ツーリングセレクション 273万3500円
・20S Lパッケージ 279万4000円
ディーゼルエンジン
・XD プロアクティブ 288万7500円
・XD プロアクティブ ツーリングセレクション 300万8500円
・XD Lパッケージ 306万9000円
新世代ガソリンエンジン(スカイアクティブX)
・X プロアクティブ 329万4500円
・X プロアクティブ ツーリングセレクション 341万5500円
・X Lパッケージ 347万7100円
※4WDは約20-25万円高
※ATとMTは同価格(ディーゼルはMT設定なし)
マツダ CX-30を購入する場合は、まずは3種類あるパワーユニットの中からどれか一つを選ばなければならないわけですが、結論から申し上げると「ベーシックな2Lガソリンエンジン(スカイアクティブG 2.0)で十分」かと思われます。
ディーゼルターボのスカイアクティブD 1.8も、難しい新技術を使ったスカイアクティブX 2.0ももちろん悪くないのですが、ベーシックな2Lガソリンエンジンと比べるとディーゼルターボは27万円ほど高く、新世代エンジンのほうは68万円以上割高です。
もちろん、お金を出してそれらを選ぶのも各自のご自由ですが、ベーシックな2Lガソリンエンジンでも十分というか、むしろ軽快でなかなか素晴らしいパワーユニットですので、あくまでコスパの観点から言うのであれば「いちばん安い20Sこそが正解」ということになるのです。
そして20Sの中に4種類あるグレード、すなわち「素の20S」「20S PROACTIVE」「20S PROACTIVE Touring Selection」「20S L Package」の中から最終的に選ぶべきは、どのグレードなのでしょうか?
まず「素の20S」は、いわゆるエントリーグレードではあるのですが、快適装備や安全装備は普通にぜんぜん充実しています。そのため、「パワーリフトゲートが付かない」「アドバンストキーレスエントリーシステムではない」などのちょっとしたショボささえ気にならないなら、なかなかお買い得なグレードだと言えるでしょう。
その上の「20S PROACTIVE」は、20Sのところで触れた各種装備が標準で装備され、さらに「交通標識認識システム」や「前側方接近車両検知装置」なども標準装備となります。そのため20Sより22万円高いのですが、それだけの価値はあるグレードだと言えます。
さらに1コ上の「20S PROACTIVE Touring Selection」は、その名のとおり長距離ツーリングが得意なグレード。高速道路などでのドライバーの運転負荷を軽減してくれる運転支援機能「クルージング&トラフィック・サポート」が標準装備となり、さらには運転席の10ウェイパワーシートやドライビングポジションメモリー機能なども標準装備ですので、「長距離を走る機会が多い」という人は、20S PROACTIVEに約12万円プラスしてこちらを選ぶのが得策です。
最上級グレードの「20S L Package」は、主には「本革シートである」という点が最大の特徴です。本革シートがお好きな人は、20S PROACTIVE Touring Selectionに約6万円を足してこちら、L Packageを選んでください。
マツダ CX-30のライバルとなるのは、サイズ的に近いクロスオーバーSUVであるトヨタ C-HRと、ホンダ ヴェゼルでしょうか。
この3車はどれもそれぞれの魅力を持っており、走行性能や安全装備などのレベルも「おおむね同水準」だと言えます(もちろん、細かな差異もあることは言うまでもありませんが)。
それを踏まえたうえでのマツダ CX-30の最大のアドバンテージは、「内外装デザインにおける圧倒的なセンスの良さ」でしょう。
客観的に見て「やや子どもっぽい」とも言えるトヨタ C-HRや、「ちょっと地味?」とも感じられるホンダ ヴェゼルのデザインに今ひとつ納得がいかない人は、ご近所のマツダ販売店でCX-30の内外装をじっくり眺めてみてください。
もちろん全員ではないはずですが、そこそこ多くの人は、この美しいクロスオーバーSUVがかなり欲しくなってしまうことでしょう。
次のページ>>スペック例
【 マツダ CX-30のその他の情報 】
マツダ CX-30の買取相場
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
『頭文字D』30周年記念はまだまだ終わらない! 渋谷ロフトにコラボ腕時計が登場!
スバルの「新たな4ドアスポーツクーペ」に注目! 伝説「スバルブルー」に旧車風“ヘリテージデザイン”も採用! 高性能4WD搭載の「パフォーマンスE STI」コンセプトとは
欧州の若手注目株がいよいよ登場! スレイターの素質をトムスも評価……2m級の巨人ウゴチュクはシートポジションに妥協強いられる
ジョウンド×ニューバランス「990v4 “Mushroom”」は12月12日に先行予約開始──GQ新着スニーカー
トヨタ新型「コンパクトSUV」発表! 斬新“ハチの巣”グリル×新たな「実用的インテリア」採用! 初のスポーティグレードもある「最新カローラクロス」ドイツ仕様とは!
旧車っぽいレトロ感と最新技術の融合が魅力だよね! ミドルクラスの「ネオレトロ」丸目ネイキッドバイク3選
オーダー式カーマットのKARO、再生PET100%のフロアマット「グランシリーズ」を発売
ウイリアムズ育成のブラウニングがスーパーフォーミュラ&鈴鹿を初体験「適応力は僕の強み。本当に楽しかった」
タイタニックの悲劇が現代にも影響! 超厳重に立ち入りが禁止される港湾エリア「SOLAS」とは
この組み合わせ、強すぎ! 「#デリカミニ女子」×「#オプカン女子」 最強タッグでコラボ開催!!
【トーヨータイヤ】ダカールラリーでハイラックス&ランドクルーザー300に「オープンカントリー」を供給
ホンダ旧横型ミニ系「北米専用」モデル「SL70」フルレストア 分解バラバラのフレーム各所の痛みは溶接修理
大幅改良で延命のレクサス「IS」。新型は3年以内に“シリーズ化”され登場か…ワゴン、SUV追加の可能性も
リアガラスは寝かせ気味でラゲッジルームは控えめ…もしBMW次期「1シリーズ」BEV版がシューティングブレークだったら?
【これが最後のテコ入れか?】マツダ「CX-3」が2グレード体系に再編で新登場。人気装備の標準化の裏で“選べるモデル激減”の実質延命に
【衝撃】ついに「GR MR2」が商標出願。トヨタ製ミッドシップスポーツ復活へ…予想スペック、価格、発売時期はどうなる?
「センチュリー」セダンの2026年型は見た目そのまま中身だけ更新。最新セーフティと8インチ画面追加などの一部改良で292万円アップ
【黒でキリッと仕上がった】ホンダ「N-BOX カスタム」に“ブラックスタイル”新登場! 専用ブラック加飾×充実装備の特別仕様車が発売
ディーゼルがなくなった点が惜しまれる。新型「CX-5」は本当にフルモデルチェンジといえるのか?
全長5mオーバーの「LS」級サイズになった新型レクサス「ES」は2026年春発売。大型インフォ画面やフレグランスの未来感ある演出にも注目
「ヴェゼルRS」の販売が好調! 近年各社から“スポーティグレード”が多数登場している興味深い背景
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!