新型日産エルグランド 3.5vs2.5、どれが買い?
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:篠原 晃一
走行中も、新型エルグランドは従来型を大きく越える快適性を実現する。ライバルのアルファード(ヴェルファイア)と比べても快適性は勝るとも劣らず、初代以来の自称「KING OF MINIVAN」というアピールが公称になりそうだ。
ただ、乗り心地は搭載エンジンと座席の位置によって異なる。感心するほどしなやかな乗り心地が得られるのは、直列4気筒の2.5リッターエンジンを積むモデル(試乗車はハイウェイスター)の前席だ。路面の継ぎ目などの大きな入力は、衝撃の角が削り落とされているような印象となる。路面のうねりを通過しても、前後のサスペンションが協調するかのようにストロークするのでフラット感が保たれる。
V型6気筒の3.5リッターエンジンを積むモデル(試乗車はハイウェイスタープレミアム)は、フロント周りの重さに対応してサスペンションが強化されている影響でリアサスペンションのストロークの収まりがやや遅れぎみとなる。そのため、路面のうねりを通過したときのフラット感が少しばかり損なわれる。
2列目席は、搭載エンジンを問わず感心するほどではないけれど前席と同様にしなやかな乗り心地が得られる。その違いは、路面に目には見えない小さな起伏がある場面でわかる。前席では気づかないそんな路面の状態が、2列目席に座っていると衝撃にはならないものの明らかになるからだ。
3列目席は、前席や2列目席と比べると乗り心地がやや硬めに感じる。リアサスペンションの上に座っているようなものなので、このあたりはミニバンに共通する印象となる。それでも、新型エルグランドの場合は3列目席の座面や背もたれのサイズがミニバンでは最大となり、クッションも他のクラスより厚みがある。そのため、不快な衝撃が体に直接伝わってくることはない。しかも、室内スペースに余裕があるので3列目席に座っていてもクルマの奥に押し込められているような不快感とは無縁でいられる。
また、新型エルグランドはエンジンの搭載位置が低く車高や床が下がったことで低重心化を実現。トレッドも拡大しているので、サスペンションがしなやかに動くからといってコーナリング中に大きなロールをともなうことがない。ロール感の少なさは、どの座席に座っていても確かめられる。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
これはクセスゴ!! オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!