【日本の誇り】スズキは12カ国で4輪シェアNo.1。トヨタとも違う、小さな巨人が世界の“ニッチ”で愛され続ける理由がスゴイ
掲載 carview! 文:大音 安弘 9
掲載 carview! 文:大音 安弘 9
1958年に進出し、1975年には、国営企業下でスズキ4輪車初となる海外生産を実現するなど、長い付き合いがあるのがパキスタンだ。
1982年には、現在は子会社となった合弁会社「パックスズキ」による生産も始まり、パキスタンの国民車として愛され続けている。
小型車中心に展開するだけでなく、近年は「アルト」や「エブリイ」といった日本の軽自動車規格のモデルも投入されている。2019年に発売されたアルトは、現地での最量販モデルとなっている。ちなみに、日本と同じ左側通行なので右ハンドル車だ。
●2024年販売台数:約6万4300台
●マーケットシェア率:45%
■2024年販売トップ3(スズキ車)
・アルト
・スイフト
・ボラン
■アルト
日本の軽自動車規格の先代モデルが現行型として活躍中。見た目も日本のアルトと同じで、エンジンも660ccのまま。ただし、ボディカラーは白、黒、シルバーの3色のみとなる。
■スイフト
日本の先代モデルが現行型として活躍中。「スイフトスポーツ」の設定はなく、1.5Lガソリンの標準車のみ。9インチのディスプレイオーディオを設定するなど、現地では最上位モデルとなっている。
■ボラン
なんと、1979年に登場した「キャリイバン」をベースとした5ドアのワンボックスバン。エンジンは800ccとなるが、見た目は“懐かしいキャリィ”である。
40年以上も現地生産されていたが、昨年を持って販売を終了。その後継車として、日本と同じ軽自動車規格の「キャリイ」が導入された。ちなみに、トラック版の「ラヴィ」は、今も現役だ。
(次のページに続く)
>>日本では見かけないスズキの海外販売モデルのフォトはここからチェック!
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