【不人気とは】米で「R33スカイラインGT-R」が1.5億円で落札。高額背景は世界が驚く“希少性”と“極上コンディション”

日産 スカイラインGT-R 400R

走行距離は7000kmと極上コンディション

今回落札された個体は、1996年9月に日本で登録されたもので、その後香港と日本のオーナーを経て米国へとわたったようです。

ボディカラーは「ダークグレーパール」で、ブラックの内装色が組み合わされており、出品時点での走行距離がおよそ7000kmという点からもわかるとおり、内外装のコンディションは新車同様です。

「400R」は当初100台が生産される予定でしたが、当時の経済状況などが逆風となり、実際に生産されたのはわずか44台のみでした。

車体に刻まれたシャシー番号を見るかぎり、この個体は19番目に生産されたもののようです。

歴代のスカイライン GT-Rのなかでも特に希少なモデルである「400R」ですが、1997年に発売された大人気ゲーム「グランツーリスモ」に収録されていたことから、非常に高い知名度を誇っています。

新車価格は1200万円であった「400R」ですが、その10倍以上のプレミア価格で落札されたのは、そうした背景も関係しているのかもしれません。

（終わり）

（写真：日産）