【誕生から22年】累計300万台を達成した「タント」。出荷停止から販売は回復…一方でネットには厳しい声も
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 32
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そんなタントに暗い影を落としたのが、2023年4月に発覚したダイハツの認証不正問題でした。衝突試験や排ガス、燃費の試験に関する不正が明るみに出たことで、タントを含む64車種が出荷停止。2023年末には、国内外向けすべての出荷が一時停止となりました。
この問題による影響は販売実績にも顕著に表れています。全国軽自動車協会連合会が発表している2024年2月のタントの販売台数を見ると、1963台と前年同月の1万2743台と比較すると大きく下がっていることがわかります。
かつては、ホンダ「N-BOX」に次ぐ販売台数を記録し、軽スーパーハイトワゴン市場の主力モデルとして存在感を放っていたタントですが、認証不正問題によりその勢いは一時的に大きく後退し、スズキ「スペーシア」の後塵を拝する形となりました。
軽自動車市場をけん引してきたダイハツにとって、信頼の失墜によって急激に勢いを失うという、ブランド史上でも例を見ない逆風にさらされたのです。
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