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航空機造りから生まれた Saab 9-3のニッチな魅力

敢えて“ニッチ”

長年受け継がれてきた3分割グリルが強調されて、これまでに無いほど強い表情を湛えたフロントマスクは、あるいは人によって好き嫌いが分かれるのかもしれない。しかし、いずれにせよ強い印象をもたらすのは確かであり、その意味では間違いなく成功だ。強豪ひしめくこのクラスのセダンで、サーブはあくまでニッチである。何となくではなく敢えて選んでもらわなければならないモデルに、強い個性は不可欠だ。

しかし全体のフォルムには、それほど大きな変化があるわけではない。大量の荷物を積み込むためではなくスタイリッシュなライフスタイルを演出する道具として生み出されたスポーツエステートの洗練され引き締まったフォルムの魅力はそのまま。スポーツセダンもカブリオレも、美しさには一層の磨きがかかっている。

インテリアにはほとんど変化は見られない。センターコンソールにイグニッションキーを挿すレイアウトや、航空機の計器盤をモチーフにしたというインストルメンツパネルも踏襲されている。しかし、これがエクステリアほど印象的なものではないのも、また事実。昔のように機能が少なければ今のかたちでもいいが、室内装備の充実度が高まりスイッチ類がますます増えている中では、運転環境には新しいロジックの提案があってもいい。きっと航空機の計器盤だって今のものはグッと洗練されているはずだ。キーにしても、インテリジェントタイプが全盛の今では、アピールに違ったかたちが求められるのではないだろうか。

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