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プジョーRCZ国内試乗 味付け異なる2グレード

地味さにホッとする右ハンドル仕様

というのは、この左ハンドル仕様はクルマとしての走りに文句の付けようがないのだが、それでも“左ハンドルの6速MT”なのは間違いないわけで、この部分の一般性の低さは少し気になる。

我々は仕事柄左ハンドルの6速MTに触れることには慣れているため、この仕様の特異性を忘れがちだ。ゆえに“クルマとしての走りの良さ”とその“特異性(左のMT)”を天秤にかけても多くが前者に傾く。ただこれを買って毎日使うことまで考えた時に、全ての人に諸手を上げてオススメできるかというと少し違うと思う。“クルマ好き”には断然オススメできる一方で、そうじゃない場合を考えると僕は右ハンドルの18インチを勧めたいなと思うわけだ。もっともRCZを選ぶあなたが「せっかくのハレのクーペなのだから」と考え、「やはり走りも特別感を味わいたい」というなら、左ハンドルでMTという条件を乗り越えられるならば。

それはさておき、右ハンドルの18インチは判りやすい刺激に溢れた左ハンドル19インチに比べると確かに地味に感じるだろう。

右ハンドルはまずエンジン自体が156psと出力が低いし、エンジンにもサウンドシステム付き200psのような咆哮もない。もっともATとの組み合わせだけにサウンドシステムがついていたら煩わしいわけで、この辺りは適切な判断だ。

そして実際に乗り比べてみると、地味さがかえってホッとすると僕には思えた。パワーは200ps×MTに比べたら華はないが、普段使いでは不満ないドライバビリティを手にしているし、踏むと軽やかな加速も味わえる。それに18インチのタイヤが生み出す乗り味走り味は、左ハンドルの19インチと全く異なり、どこか穏やかな感触を残している。そしてここに、不思議とプジョーを感じると同時にホッとできる、フランス車らしい感覚も垣間見えるなと思えたのだった。

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