「アメリカで軽トラが人気!」に見る“日本凄い”説のバカバカしさ。農家の下駄は本当にブレーク中?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 77
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そもそも、軽自動車は日本国内での使用を想定して開発されたものであり、海外で販売された事例は皆無です。
また、アメリカでは右ハンドル車の走行が難しいことが知られています。
より正確に言えば、右ハンドル車であるから走行ができないと言うわけではなく、右ハンドル車のニーズがほとんどないアメリカにおいて、自動車メーカーがあえて右ハンドル車でアメリカの基準を満たすモデルを開発・生産するメリットがないため、どの自動車メーカーもアメリカ向けの右ハンドル車を設定していないというのがその理由です。
一方、アメリカには生産開始から25年以上が経過したモデルに対して、各種規制を大幅に緩和するという、いわゆる「25年ルール」と呼ばれるものが存在しています。
この制度を利用することで、アメリカ国内でも右ハンドル車(=日本国内専売車)の走行が比較的容易になります。
「25年ルール」は、「日産 スカイラインGT-R(R32)」などといった、当時は日本国内でしか販売されていなかった国産スポーツカーの中古相場が高騰したことで、多くの人に知られるようになりました。
2024年現在、1999年以前に生産されたモデルがこの「25年ルール」の対象となります。話題となりやすいのは国産スポーツカーですが、軽トラックをふくむ軽自動車もその対象となるため、一部のモデルの相場は上昇傾向にあるようです。
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