ポルシェフェスティバル23で“激レア”な911ダカールと新型カイエンが日本初公開!
掲載 carview! 文:編集部/写真:ポルシェジャパン 1
掲載 carview! 文:編集部/写真:ポルシェジャパン 1
ポルシェジャパンは6月3日から4日、「ポルシェフェスティバル23」の会場にて「911ダカール」と新型「カイエン」のジャパンプレミアを行った。
ポルシェフェスティバル23は、ポルシェのスポーツカーメーカーとしての礎を築いた「356ロードスター」の誕生から75周年を祝うアジア最大級のコミュニティイベントで、「ハウスオブポルシェ」をテーマに、千葉県木更津市にある「ポルシェ・エクスペリエンス・センター東京(PEC東京)」で開かれた。
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会場では、歴史的名車からル・マン24時間耐久レースなどで活躍したレーシングカーの展示、ドリフトやオフロードの同乗体験のほか、2日間で延べ600台以上の全国から集まったポルシェがコース上を埋め尽くす「ポルシェガレージ」も開かれるなど、3000人を超えるポルシェファンで賑わった。

今回ジャパンプレミアされた「911ダカール」は、全世界限定2500台のスペシャルモデルで、1984年のパリ-ダカールラリーの優勝車両をオマージュ。このラリーカーは、現在の911の4WDモデルへと発展し、その過程で「959」が登場するなど、同社の歴史上極めて重要なレーシングマシンである。
911ダカールのパワートレインは、最高出力480PS/最大トルク570Nmを発揮する3.0L 6気筒ツインターボエンジンに8速PDKを組み合わせ、駆動方式は4WDを採用。ベース比で車高を50mm高めたほか、ピレリ製オールテレインタイヤを装備し悪路走破性を向上。
ラリーモードやオフロードモードも搭載し、卓越したオンロード性能に加えSUV並みのオフロード性能まで備えた、道なき道にも対応するまさに究極のグランドツアラーとなっている。
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4日のジャパンプレミアでは、F1でも活躍し、ル・マン24時間耐久レースを6度制覇した「ル・マンのキング」ことジャッキー・イクス氏が登場。イクス氏はパリ-ダカールラリーでポルシェを駆った経験もあり、ル・マンとパリダカの両方を制した唯一のドライバーである。
イクス氏は「ダカールラリーはまさに道なきに道を走る地球上最も過酷なレース。過酷なオフロードを200km/h以上のスピードで走れるスポーツカーはポルシェだけ。ポルシェは3度挑戦して2回も優勝している。ポルシェは最高のパフォーマンスを有してるが、それはレースカーだけでなく、皆さんが乗っているポルシェも同様です」とそのパフォーマンスを称えながら、披露された911ダカールにサインを施しイベントを盛り上げた。
ちなみに、911ダカールの日本割り当て分はすでに完売しているとのことで、イクス氏のサインが入った車両はマニア垂涎の“激レア”な1台となっている。
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新型カイエンは、上海モーターショー23で公開された最新モデルで、4月18日より予約を開始した。カイエンは、2002年に初代が誕生したポルシェ初のSUVで、現在販売されているのは2017年にデビューした3代目。今回が3代目としては初の大規模アップデートとなる。
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エクステリアでは、大型のエアインテークや横一文字のテールライトなど、ポルシェの最新のファミリーデザインを採用し力強さとスポーティさを強調。ヘッドライトは、電動スポーツカー「タイカン」や世界耐久選手権(WEC)で活躍した「919ハイブリッド」との共通性を感じさせるマトリックスLEDヘッドライトを標準装備し先進性もアピールしている。
インテリアも全面刷新され、フルデジタル12.6インチのメータパネルを初採用したほか、ドライバーがよく使う操作系はステアリングホイール近くに配置するなど、タイカンから続く先進性と操作性を融合した新たなデザイン表現を取り入れた。
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パワートレインは3種類。ベースモデルは、3.0L V6ターボエンジンを搭載し、ハイブリッドモデル「E-ハイブリッド」は、3.0L V6ターボエンジンにモーターを組み合わせる。トップグレードの「カイエンS」は、4.0L V8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速4.7秒、最高速度273km/hを誇り、ハイパフォーマンスSUVのパイオニアに相応しいパフォーマンスを有する。
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ポルシェジャパンは今回、ふるさと納税返礼品に新たな商品を追加したことを合わせて発表した。その内容は、最新のポルシェの同乗体験とレストラン906のランチ2名分で、寄付金額は7万円から。
ポルシェジャパンはこれまで、最新のポルシェで走行する90分のプログラム(17万円~36万5000円)や、PEC東京を1日貸切るプラン(1700万円)など展開しており、これまで700件以上の申し込みがあり“体験型”返礼品の人気の高さが伺えるが、今回の商品は免許を持っていなくてもPEC東京を堪能できる敷居の低さが魅力となっている。
同社は、木更津有機米学校給食プロジェクトへの寄付や、木更津ブルーベリーランにコースの一部としてPEC東京を組み入れるなど、これまでも地域との繋がりを大切にしてきたが、独自の返礼品を拡充することで、より多くのユーザーが同市に訪れその魅力をさらに知ってもらうことを期待しているという。
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