レクサスNXと共通の2.0Lターボ搭載。クラウン アスリートに試乗
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
マイナーチェンジしたクラウンには、「ITS コネクト」という、760MHzのITS(高度道路交通システム)専用周波数を利用した予防安全装備が世界で初めて採用された。従来の先進安全装備は、カメラやミリ波レーダーなど、車載されたデバイスのみで機能していたのに対し、ITS コネクトは、車載デバイスとインフラ設備が通信することで、ドライバーにこれまで以上の注意喚起を行う。またインフラ設備だけでなく、同じ機能をもつ他車とも通信する。
まずクルマとインフラ設備が通信する路車間通信システムについて。ITS コネクト搭載車がインフラ設備が備わった交差点に進入し、右折待ちする際、対向車線から直進車が近づいているにもかかわらずドライバーがブレーキから足を離すと、メーター内に表示が出ると同時にピピピッと警告音が鳴る。対向車線に右折待ちしている大型車両がいて、その向こうから近づく直進車を目視できない場合などに役立つ。
従来の車載カメラやレーダーのみでは、対向車線で右折待ちする大型車両の向こうから近づく直進車を検知することができなかったが、ITS コネクトなら交差点内の設備がこれを検知してドライバーに知らせることができるという仕組み。同様に、右折した先の横断歩道に歩行者がいることもメーター内の表示と警告音で知らせてくれる。
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