918スパイダー・ニュル試乗。最新スペックも

918スパイダー・ニュル試乗。最新スペックも

■マルティニカラーは市販版でも可能？ [2/8]

そこでは918スパイダーの開発状況をつぶさに観察することを許された他に、テクニカル・ブリーフィングが行われ、現時点で公表可能なハイテックの数々が紹介された。

ちなみにニュルブルクリンクは過酷なテストコースとして世界中に知られており、ここでの1kmの走行テストによるストレスは一般道路の13kmに相当するとドイツ・メーカーは試算している。

ニュルブルクリンク北コースT13ピットに現れた918スパイダーは24台制作されたランニング・プロトタイプの内の2台で、共にオフホワイトの試作ボディにマルティーニ・ストライプを纏っている。イタリアのマルティーニは1973年から1978年の間ポルシェのオフィシャル・スポンサーで当時レッドとブルーのレーシング・ストライプを持ったさまざまなレーシング・ポルシェが世界中のさまざまなカテゴリーで大活躍をしていた。918は当時活躍したレーシングマシーンのオマージュを演出しているわけである。ちなみにほぼ一年後2014年9月の発売される市販バージョンでもこのカラーリングのオーダーが出来るとのことである。

ボディの基本形はほぼ完成しているがヘッドライト、フロントのエアインテークやスポイラー部分、フェンダー、そしてリア部分はまだ暫定的である。