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アウディのクリーンDE 北米で川端由美が試乗

アメリカ人のディーゼル認識

翌朝、SLの出発シーンを撮影しようと、早起きしてデュランゴ・シルバートン鉄道の駅まで「Q5 3.0 TDI」を連れ出した。誰も居ない早朝の駐車場でエンジンをかけたとき、アイドル時の振動やノイズの低さに驚きを覚えた。

走り出してみると、A4アバントと共通するプラットフォームの剛性感が高く、SUVボディとは思えない俊敏な身のこなしを披露する。Q5から新たに投入された7速デュアルクラッチ「Sトロニック」の恩恵も大きい。メーター内に段数を示す「7」の文字が表示されなければ、Sトロニックだと気づかないほどスムーズだ。同時に、ギアを組み合わせた変速機であるSトロニックは燃費にも貢献する。

Sトロニックとディーゼル・エンジンの相性も、特筆すべき点だ。レッドゾーンが5000rpm以下と低いディーゼル・エンジンでは、“美味しいところ”が狭い。多段化されたSトロニックは、その美味な領域を上手に選んで味あわせてくれる優れものだ。

デュランゴを出発してセドナへ向かう途中、荒れたワインディング・ロードが続いたが、SUVとしては固められた足にもかかわらず、思いのほか、乗り心地がいい。ただ、本来ならアウディの美点であるシュアなステアリング・フィールが、荒れた路面からのインフォメーションを集め過ぎるのは思いがけないことだった。

パワースポットとして有名なセドナに泊まった夜、アメリカ人の記者と知り合った。つい最近までアメリカ人がディーゼル車に抱いていたイメージは、日本人と同じ。悪いことに、アメリカでは軽油がガソリンより高い。ただし、ここ数年でディーゼルの乗用車が上陸し、アメリカ人の間でもディーゼル車に対する認識が変わりつつあるという。

今回、アウディが大陸横断の過程で地元メディアにステアリングを預けたのも、過日のディーゼル車と比べて格段に静かでパワフルになり、件のカリフォルニア州の排ガス規制もクリアできるレベルになったことを伝えるためだ。

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