コンフォート志向のTSIに 新ゴルフ&パサート試乗
掲載 更新 carview! 文:生方 聡/写真:中野 英幸
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そしてもう一台がパサートTSIコンフォートライン。ゴルフファミリーが1.4リッターのツインチャージャーTSIを搭載するのに対し、パサートは1.8リッターの直噴ガソリンターボ、すなわち、シングルチャージャーTSIを採用したところが新しい。
新開発の1.8リッターのTSIは、日本ではすでにアウディA3スポーツバックに搭載されるもので、最高出力160ps/5000~6000rpm、最大トルク25.5kg-m/1500~4000rpmのスペックを持つ。これまでの2リッター直噴に比べて10ps、5.1kg-mの性能アップを図りながら、10・15モード燃費はわずか0.2km/リッターダウンの10.8km/リッター(セダン、ヴァリアントとも)。ヨーロッパの計測モードなら数%の燃費向上が見込めるから、パワーと燃費を両立するという謳い文句に偽りはない。トランスミッションはDSGではなく、コンベンショナルな6速オートマチックが組み合わされる。
今回の試乗はセダンのパサートTSIコンフォートライン。動き出して感じるのは発進の滑らかさ。いかにDSGが進化したとはいえ、トルクコンバーター付きATのスムーズさには及ばない。さらに印象を良くしたのが、1.8リッター TSIが思いのほか低回転から力強さを発揮することで、2000rpm手前から2リッター直噴を上回る豊かなトルクを生み出すのは日常の使いやすさに直結するはずだ。ターボながら、いわゆるターボラグはほとんどなく、レスポンスがいいのも好ましいところ。フラットなトルク特性のおかげで、どこから踏んでも不満のない加速を見せてくれるが、その際、エンジン音が多少こもる感じが気になった。さすがに5000rpmを超えたあたりからは加速が陰り、2リッター TSIのようにはいかないものの、それが1.8リッター TSIの評価を下げるわけではなく、むしろ、シリーズの中では最も快適な足まわりを持つだけに、パサートTSIコンフォートラインは一番のお勧めだと私は思う。
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