アウディA7発表~会場でチーフデザイナーとアウディ会長を直撃する
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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実は、このニューA7の発表会は全く新しいアウディのデザインセンターで行われた。チーフデザイナーのマーク・リヒテは「私が赴任してきたこれまでの3年間、400名近いデザイン・チームは本社のあるインゴルシュタットに分散していたスタジオで働いていました。もちろんそれは非常に効率の悪い仕事をしていたことになります」「この大きなガラス面で囲まれた新しいデザインセンターは素晴らしい外観と共に、より効率の良い仕事環境を与えてくれるに違いありません」と歓びを隠しきれない様子で、「これまで以上にクリエイティブで進歩的なデザインが誕生するに違いありません」と語った。
デザインセンターの敷地面積はおよそ3万7千平方メートル、建物は長さ100m、幅70mの6階建てで、現在600名が従事している。リヒテは続ける。「1982年、いまから35年前、アウディが市場に送り込んでいたのはわずか2モデルでした。しかし現在では13のモデルが存在します。こうしたデザインセンターが長い間望まれてきたのです」。
私がそこで「確かに素晴らしいデザインセンターで、これで環境は整いました。しかし当たり前の事だけれども、デザインと言うクリエイティブな仕事にはインスピレーションが必要だと思う。一体どうやって素晴らしいデザインを生み出している?」と質問したところ、「そうだね、できるだけオン/オフをきちんとすること。たとえば週末や休暇時には古いクルマに乗るとか、ヨットを操縦している。そして頭を日常のデザイン・ワークからすっかり切り離して、真っ白にすると、仕事場ではその真っ白いキャンバスを埋めようと沢山のアイデアが沸き起こってくるんだ」と答えた。「例えば、このA7ではヘッドライト・ユニット内にあるデイドライビング・ライトがその良い例で、縦のLEDはデジタルを意味しているのです。斬新でしょう?」。
そうこうしていると、今度はルーパート・シュタッドラー取締役会会長が現れて「私はインテリアが気に入っている。この業界でもっとも先進的、しかも操作性は非常に理にかなっており、ディストラクション(注意が散漫になること)の回避に役立っている」と語りながら、ナビを操作して、グーグルマップを開き、建設中の自宅を見せてくれた。そこにはプール付きとおぼしき豪邸が現れたが、社長は「今日は、ここまで!」と画面を消してしまった。もちろん私は「落成の際には、ぜひ招待してください!」とお願いしておいた。
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