【今わかること比較】走りと後席の快適性は新型「フリード」優勢。「シエンタ」に勝る点、劣る点
掲載 carview! 文:山本 晋也 50
掲載 carview! 文:山本 晋也 50
新型フリードはオーソドックスなコンパクトミニバンのスタイリングをもつ「AIR(エアー)」とSUVテイストの「CROSSTAR(クロスター)」の2本立て。
エアーは3列シート専用となり、クロスターには3列シートと2列シート仕様がラインナップされる予定です。
エアーのは全長4310mm(現行比+15~45mm)、全幅1695mm(±0)、全高1755mm(-105mm)、ホイールベース2740mm(±0)となっています。
クロスターはホイールアーチ部分にプロテクターを備えたことで全幅は1720mmとなっていますが、それ以外は共通です。
クルマの基本となるホイールベースが同一ということから想像するに、新型フリードのプラットフォームはおそらく従来からのブラッシュアップ版といえそうです。
筆者が展示車両を見た際にも、現行フリードのシャシーメカニズムにおける特徴といえるリアサスペンションを支えるアルミ製パーツが、ほぼそのまま新型にも使われていることが確認できました。
このメカニズムは、現行型フリードのクラスを超えた直進安定性やコーナリングの気持ちよさを生み出すハンドリングの象徴といえ、新型フリードもそうした美点は引き継いでいると期待できます。
ライバルのシエンタも、トヨタご自慢のTNGA「GA-Bプラットフォーム」を採用するなどハンドリングも一定の評価を得ていますが、フリードが正常進化しているならば、まだまだアドバンテージはありそうです。
ただし燃費性能でフリードがシエンタを超えることは期待薄かもしれません。
次のページに続く
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