大胆変化した新型X-TRAILの走りをテスト
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:篠原 晃一
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パワートレーンは今のところ2.0L NAエンジン+CVTのみ。従来エンジンに比べると圧縮比を高め直噴化したことで最高出力は10PS、最大トルクは7Nm増強。それでいて燃費は2WDで12.0km/Lから16.4km/Lへ、4WDで11.8km/Lから16.0km/Lへと向上している。ワイドレンジ化やフリクション低減などを果たしたCVTも燃費改善に10%ほど貢献しているという。
ミッドサイズSUVに2.0L NAではあまり余裕を望めないが、街中のパフォーマンスはまずまず。CVTがロー側も拡がっているので発進時の重たさなども感じない。CVTのいやなところと言えば強い加速を求めたときにエンジン回転数が先にあがって車速があとから付いてくる、いわゆる張り付き感だが、エクストレイルはアクセルを50%以上踏み込んだときには普通のATなどステップギアのように、2速、3速、4速とシフトアップしていくかのごとくエンジン回転が上下する。そのおかげで違和感のない加速が得られているのだ。2.0L NAだとアクセルを多めに踏み込む機会も多いが、イヤな気分にはならないだろう。
ただし、先代に比べれば進化しているとはいえ、もう少し低回転でのトルクが充実していて欲しいと思う場面もある、というのが正直なところ。高速道路での巡航ではCVTがグッとハイギアードになりエンジンは低回転を維持するが、その状態だとちょっとした加速要求でもギア比が変動して落ち着かない。街中でももう少しトルクに厚みがあれば軽快で思い通りの走りができるだろう。本当はディーゼルがあれば理想的だが、新型では廃止(従来型は併売。欧州では当面ユーロ5で販売)。現在の2.0L NAも、進化幅を考えれば従来とほぼ同等の価格なのでリーズナブルだが、さらなる高い満足度を得るには1年後に発売される予定のハイブリッドに期待するべきなのだろう。1モーター2クラッチ式のFF用ユニットが、フィーリング面も含めていい仕上がりになることを願いたい。
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