Cクラス第三のバリエーション、新型Cクラスクーペにスペインで試乗

写真はC300 クーペ

Cクラス随一の美しいプロポーション

マラガ空港に到着すると、シャトルに乗ってマラガ市内にある自動車博物館「Museo Automovilistico Malaga」へ。博物館に到着すると、中庭にズラリとニューCクラス・クーペが並べられていた。

既にIAAで実車を見ているが、ドイツと比べると段違いに強い南スペインの陽射しの下で見る新型Cクラス・クーペは、滑らかな弧を描くルーフラインと絞り込まれたリア周りのためか、かなりコンパクトな印象を受けた。

実際には、ボディサイズは全長4686×全幅1810×全高1405mmで、セダンと比べるとルーフが37mm低いだけである。2840mmのホイールベースはセダンおよびステーションワゴンと同じだ。また、Sクラス・クーペ譲りのデザインは、15mm低められた車高も相まって、Cクラス・クーペに抜群のスポーティネスとエレガンスを醸し出している。

インテリアについては、基本的にセダンがベースとなっているが、レザーやパネル類に専用の組み合わせを採用したほか、専用のインテグラル・スポーツシートを装備し、スポーティかつ上質な、特別感のある空間に仕立てられている。クーペとしての存在感は、BMWやアウディのライバルよりも、明らかに際立っていると言っていいだろう。