Cクラス第三のバリエーション、新型Cクラスクーペにスペインで試乗

写真はC300 クーペ

「C300クーペ」＋「エアマチック」がいい

次に、180kW（245ps）/5500rpmと370Nm/1300-4000rpmを発揮する2.0リッター直4ガソリン・ターボに7速デュアルクラッチの7G-トロニック・プラスを組み合わせた「C300クーペ」に試乗したのだが、こちらはさらにバランスの良さを感じることができた。

C250dクーペも、ディーゼルとしてはノーズの重さが気になることもなく、十分にスポーティな走りを楽しむことができたのだが、C300クーペは、さらにノーズが軽く、アジリティに富んだ走りが味わえたのである。スポーツ・モードやスポーツ＋モードでの走りも、こちらの方がキレ味が良く、しかもエグゾーストノートも心地良いので、あらゆるスピードレンジでより気持ちよく走ることができた。7G-トロニック・プラスによるダイレクト感のある走りも好印象である。

また、オプションのエアサスペンション「エアマチック」のマッチングも、C250dクーペより良好な印象を受けた。コンフォート・モードでは極めて快適な乗り心地を提供しながら、スポーツ・モード、スポーツ＋モードでははっきりとロールやピッチングを抑え、グッとキレ味の良いコーナリングが味わえる。それでいてスポーツ＋モードでも、十分にデイリーユースに耐える快適性も両立しているのである。このC300クーペ＋エアマチックという組み合わせは、選んで損はないと言える。