トヨタ「ヤリス」 一般ユーザーならオススメはガソリンモデルの中間グレード「G」
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 49
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ということで、お次は懸案の「ハイブリッドにするか、それとも1.5Lガソリンか?」という問題ですが、これはもう結論として下記のことがいえるでしょう。
Q:「普通に気持ちよく走れる」以上のプラスαを求めるなら?
A:選ぶべきはハイブリッドです。
Q:「普通に気持ちよく走れれば十分」と考えるなら?
A:選ぶべきは1.5Lガソリンです。
ヤリスに採用されたトヨタの新しいハイブリッドシステムは本当に素晴らしいのですが、その素晴らしさ=気持ちよさは、「37万円ぐらいプラスしてでも、より一層の快感や速さを得たい!」と考えるマニア向けです。
カーマニアではない一般的なユーザーであれば、37万円ぐらい安く、それでいて「普通以上に気持ちよく走れる」という1.5Lガソリンを選ぶほうが理にかなっています(もちろんこれは「基本的には」であって、最終的には各自のご自由です)。
「でもハイブリッドのヤリスは価格が高い分、燃費がとってもいいじゃないか!」という意見もあるかもしれません。
それは確かにそうなのですが、1.5Lガソリン車の実燃費もけっこう優秀ですので、燃料代の差額で車両価格を埋め合わせるには果てしない時間がかかります。「それでも自分はハイブリッドが欲しい!」というのはもう趣味と信念の問題ですので、いちいち止めませんが。
トヨタ ヤリスのライバルとなるのは、ほぼ同時期にデビューしたホンダの現行型フィットでしょう。こちらも新世代の主力コンパクトカーだけあって、出来としてはヤリスと甲乙つけがたいものがあります。もしもあなたが「後部座席も広いほうがいい」というのであれば、選ぶべきはフィットかもしれません。ヤリスの後席は(あえてですが)ちょっと狭めなのです。
しかし「後席は毎回使うわけでもないので、よりキビキビした感触を楽しめるコンパクトカーのほうが好みである」と考えるのであれば、選ぶべきはトヨタ ヤリスです。
※このページの写真:G(1.5L・4WD・CVT)
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