アルファMiTo試乗記前編 色気と走りでメロメロに!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:FCAジャパン
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ドアを開けコックピットに収まる。インテリアも「8C」が強く意識され、ダッシュボードはカーボン調(8Cは本物のカーボンだ)となるなど、スポーツの雰囲気が強く漂う。
搭載エンジンは先に登場したグランデプントの最強バージョン、アバルトと同じ1.4リッター直4ターボで、これに6速MTを組み合わせる。最高出力155ps/5500rpm、最大トルク23.5kg-m/3000rpmを発生し、車重1145kgのボディを0-100km/h加速で8.0秒、最高速215km/hへ到達させる実力を持つ。
早速走らせると、ものの30mで「いいクルマだ」と思えた。グランデプントより確実に乗り心地に優れる上に少し重厚で、滑らかに前に進んで行くからだ。そして全開! 1145kg÷155ps=7.38kg/psだから、加速は適度に爽快で、決して速いというレベルではない。だがホットハッチは速さに価値があるわけじゃなく、むしろ加速がいかに気持ちよいか?が重要。その意味では満点以上と報告できる。低速・低回転での滑らかな力強さ、高速・高回転での伸びやかさに清々しさを覚える。アルファらしいかと尋ねられると僕的に答えは「微妙に」というレベルだが、フィーリングは良いしサウンドも悪くないから実に肯定的だ。
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