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【不運なしくじり車】絶好調「ランボルギーニ」の“黒歴史”。かつて打倒「911」を目指した2台の量産スポーツが失敗に終わった理由

“ミッドシップ×2+2”の設計は革新的だが、現実は厳しかった

ウラッコは当初から量産を視野に入れて開発された。フルモノコック構造に2+2の室内を備え、エンジン&トランスミッションを横置きにマウントしたミッドシップレイアウトは、現代の量産ミッドシップ車にも通じる先進性を持っていた。

エンジンは新開発の2.5L V型8気筒エンジンで、シングルカム+4連ウェーバーキャブという仕様から220ps/7500rpmを発揮。ポルシェ「911S」(2.2L/180ps)を上回るスペックを誇った。

だが、理想を追いすぎた結果、ウラッコはプロトタイプから量産化までに3年もの歳月を要した。

設計も製造もトラブル続きで、エンジンやボディなど至るところに問題が発生。高度な設計に見合う生産体制が追いつかなかった。

その間にランボルギーニの経営環境は悪化。トラクター事業の不振もあり、会社全体が低迷。

ようやく生産開始したウラッコも販売は振るわず、アメリカ市場での失敗が大きな痛手となった。

カウンタックの市販化でブランドはかろうじて保たれたが、会社は1978年に経営破綻。一時的に政府の管理下に置かれる事態にまで追い込まれた。

(次のページに続く)

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  • 2025/8/20 17:15

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    今より昔の方が良くね。
  • 2025/8/20 16:47

    違反報告

    >対してポルシェ911は当時すでに年産1万5000台を超える実用スポーツであり、ランボルギーニにとって新たなターゲットとなった。

    ウィキペディアによるとウラッコが6年間で791台、シルエットが3年で53台、ジャルパが8年で410台。そりゃ会社が傾くはず。
  • 2025/8/20 16:30

    違反報告

    ポルシェ911の対抗馬だったってのは後になって知った話、当時のスーパーカーブームに乗ってたガキンチョ共にとってはウラッコはむしろフェラーリ308GTBのライバルか?と勘違いしてた。(同じV8ミッドシップだしね)

    そうなるとウラッコは甚だ分が悪かった。

    308GTB…4輪ダブルウィッシュボーンのサスペンション。2座の純正スポーツカー

    ランボルギーニ・ウラッコ・・・・4輪ストラット。2+2の実用車っぽさを感じさせる成り立ち。

    影が薄かったんだよねぇ。・・・

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