市場調査で世相を斬る 勝手にCVデモクラシー!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:編集部
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:編集部
その後、6月末に発表された5月全体の東日本高速の利用客データをみて驚いた。平日も入れた月全体に均すと1日あたりの台数は約135万台と2.4%の伸びだが、休日に限ってみると9.2%増とかなり伸びている。しかも休日1日あたりの走行台キロ、つまり「利用台数×利用距離」でみると約34%ものアップ! 要するにGW以降の週末は台数もそれなりに伸びた上、距離はもっと伸びてるのだ。
つまり、GW中は大渋滞が予想されたので端っから利用を敬遠した人が多かったということだろう。ここにきて徐々に真の1000円ETC効果が出始めたというところか。
というわけでこの交通経済政策、利用客からみるとつくづく満足度は高い。だいたい「税金5000億円」と言われてもどこからどう出て使われているかもわからないし、元々税金&年金は“そこら中で無駄遣いされている”という感覚が既にある。もはや「払っている」という自覚すらない人も多いのかもしれない。
今回カービュー・デモクラシー取材班は、投入税金約5000億円を全人口1億2000万人で割って算出した“1人あたり約4000円の出費”という指数や、個別で浮いた高速代を、多くかかった移動時間で割る“GHH”=「激安ハイウェイハピネス度」として出して算出、いろいろ打診してみたが、ほとんどの人がそういう視点で今回の1000円高速のことを考えてない。
つまり「税金を5000億円も!」などと騒いでいるのは大手マスコミやうるさ型の人ばかりで、一般大衆にとっては「高速代が1000円になった!」「安くなった!」と言う印象の方がおそらく強いのだ。というかそういう国民性だからこそ、自民党がここまではびこったと思われる。
前出アンケートによると今後の要望で一番多かったのは「全日1000円」であり、結局それが最もイメージしやすいETC高速の進化の姿ということなのだろう。欲張りな私は、なによりも「無料化」を第一に考えてしまうが、一般ユーザーはそういうことをあまり考えない。漠然と「無理だろう」というイメージが浮かび、「全日1000円」の方がリアルに映るのだ。
大衆はつくづく皮膚で物を考えている。だから今回のETC1000円高速プランは、ユーザーの皮膚感覚で基本的に歓迎モードな点においてかなりの成功なのである。特に利用客に限っては。しかもそれは徐々に増えつつある。
それがよく分かった今回の調査でありました。
■高速1000円に関するご意見、また小沢コージのカービュー・デモクラシー!で
調査してほしい時事問題がありましたら、ぜひ小沢コージの「NO RISK NO CARLIFEまで!」
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
トヨタ『RAV4』新型、日本精機のスロープ表示ヘッドアップディスプレイ初搭載
スカイマーク新型旅客機「新機体デザイン」導入へ! 現行とどう違う? ひと目で「これが新型か!」とわかるかも
オートスポーツweb20周年連載企画『20の質問で丸わかり!』その19 山本尚貴選手
親友ノリスのF1初王者にフェネストラズ「ドキドキしながらレースを見ていた!」近日スキーに行く約束も
三菱が新「高級“四駆SUV”」発表! 専用「ブラック仕立て」外装×新たな意匠の“豪華内装”採用! 「3列・7人乗り」仕様も魅力な「アウトランダーPHEV」の特別仕様車「BLACK Edition」26年2月発売へ
EV充電器「Ella」、15万円で設置可能な新プラン開始…ジゴワッツ
来季F1マシンは本当に400km/hも出せるの? 今夏浮上したトンデモ説をメルセデス代表が補足「出せるかもしれないが次の直線は遅くなる」
目玉は、NISMOのコンセプトモデル!日産が東京オートサロン2026の出展概要を発表
トヨタ「MR-2」復活を示唆! 世界初の「画期的ランプ」&日本初の「レイアウト」採用! これまで“2シータースポーツカー”を支えてきた革新的技術って?
関越道や新幹線駅への「最短一本道」完成! 20日に埼玉の県道バイパス6kmが全線開通
シトロエンの小さなコンセプトカー「ELO」を発表!ブランドの新たな章を開く電動コンパクトMPV
ライダーが安心して「操る楽しさ」を味わえる! 速さも完成度も一級品 新車で購入可能なホンダの“大型スポーツバイク”3選
先行開発から10年、レース挑戦から5年で到達した「水素が当たり前の光景」。なぜTGRは“超電導”という未知の世界に挑むのか
改良後すぐ受注停止の「ノア/ヴォクシー」…現在は「ノアのガソリン車」のみ。買えない現状にユーザーは“お怒りモード”?
絶好調すぎて受注停止の「ヤリスクロス」。26年2月の改良では10.5インチディスプレイ採用で10万円ほど値上げ【販売店情報】
【軽なのに300万円超え…なぜ売れる?】デリカミニ上級グレードが「普通車ユーザー」に刺さる本当の理由
【誤解】トランプ大統領が「小型車の生産承認」を指示。それでも“軽自動車”の米国進出あり得ないと言える訳
【EVなんてまだ早い?】そう思う人向けに「ぜんぜん売れてない電気自動車」の意外と悪くない日常メリットを拾ってみた
車高は低くても価格が高すぎ!? 「RS」投入で「ヴェゼル」の販売が好調…装備内容を考えれば「納得」の声
【V10「LFA」超えの可能性?】新型「GR GT」の4.0L V8が“トヨタ最高傑作”と噂される理由。EV時代でもV8を捨てなかった背景に迫る
【実際どうなの?】日本カー・オブ・ザ・イヤーで2位獲得! 新型「プレリュード」購入者のリアルな声
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!