カリフォルニア HSパッケージで脱“軟派”!?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
その進化の中身は、大きく3つ。エンジン性能の強化、シャーシ性能の進化、そして新パッケージの追加設定にある。
まずエンジンは、最大出力+30psの490psになった。最大出力とは、そのエンジンがフルに働いたときのピーク時の仕事量を示す数値。その仕事量は、エンジントルク(力)×エンジン回転数で決まる。だからこそ回転数をあげるかトルクを太くすれば、仕事量である馬力は向上する。ではカリフォルニアの+30psは何によってもたらされたか。
トルクの底上げだ。しかもカタログ数値の最大出力を高めるべく、ピンポイントで狭い領域だけでトルクを増したのではない。扱い易さにも繋がる、全域でのトルクの底上げを達成。ちなみに最大トルク数値は、+20Nmの505Nmを誇るが、トルクカーブを見る限り実際の街中走行で頻繁に使う2500-4500rpm域では+30-40Nmを達成しているのが興味深い。
ちなみにそのトルク増大の背景には。ポンピングロスなどエンジン内部でのエネルギー損失の軽減や、燃焼効率をあげる為のピストンデザインや排気干渉を極限までおさえる排気マニホールド形状の最適化が施された。
走った印象は、後に述べるシャーシ面での進化と合わせて軽快。中高回転域と比べると2000rpm弱までのトルクが細く感じる傾向は残っているが、その領域もトルクが増したので走行ステージを問わずストレスに感じることは無くなった。また以前から力強い中高回転域はさらに洗練。エンジン自体がストレス無く軽く回る滑らかさと吹け上がりの良さを手にしたことで、アクセルを踏んだ瞬間のエンジンの反応に鋭さが増し、痛快だ。
資料には0-100km/h加速が、4秒から3.8秒に短縮されたなど、性能を裏付ける数値が多く見受けられたが、個人的にはそん情報はいらない。フェラーリは、乗ってひとたびアクセルを踏めば、数値では表現できない優れた官能性能があり、それが財産であり魅力だからだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【F1分析】速いチームがコロコロ変わる。実に難解だったラスベガスGP。鍵はもちろん”タイヤの使い方”だけど……
ラリージャパンで完走できなければ、2025年WRC参戦はなかった……勝田貴元が明かす厳命「来年は”勝ちに行っていい”と言われるように」
ブリッツ、『GRヤリス』専用キャンバー調整機能付きフロントピロアッパーマウント発売
トヨタ、最終日に大逆転で4連覇。ヌービルは悲願の初戴冠【ラリージャパン 最終日レポート】
『頭文字D』カラーで日本の峠最速に。グリアジンがWRC2完勝「しげの先生にありがとうと伝えたい」
マツダ「RX-8」じゃない斬新「ロータリースポーツカー」がスゴイ! リトラ風“奇抜ヘッドライト”&ガバっと開く“画期的ドア”採用! 謎の「エボルブ」とは?
高性能な「ディフェンダーOCTA」初の一般公開! 盛況のランドローバー公式イベントに“秘密兵器”あり!! 大都市の真ん中で「悪路走行」を満喫
【最終結果】2024年WRC第13戦ラリー・ジャパン パワーステージ後
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
スバルブルーのスポーティ&正統派コスチューム! SUPER GTで「SUBARU BRZ R&D SPORT」をサポートする「BREEZE」のメンバーをご紹介
F1第22戦、ラッセルが今季2勝目、フェルスタペンは5位入賞で4年連続チャンピオンを確定【ラスベガスGP 決勝】
“プロフェッサー”プロストに肩を並べたフェルスタッペン。偉大なる「4度のF1チャンピオン」は史上6人目
SUVに負けるな!? 今ではレアなステーションワゴン、フォルクスワーゲン新型「パサート」発売 525万円から
【次期ティアナ?】日産が“美形”セダン「N7」発表。中国でBYDとシャオミの上級モデルに殴り込み
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!