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カリフォルニア HSパッケージで脱“軟派”!?

脳内麻薬物質が全開のワケ

ハードトップを開け首都高速道路へ。そのままトンネルに入り、アクセルを床まで踏み切った。医者ではないので詳しいことは解らないが、「あ~~ッ」と声がでるほど酔いしれるあの快楽は脳内麻薬物質が全開のはず。改めてカリフォルニアに搭載されたV8エンジンにほれぼれした。

そのようにアクセルを安心して踏み切れるのもオールアルミで仕上げられているシャーシの良さがあるから。その進化の内容は、ボディに入る荷重経路を見据えたうえでの構造及び接合の最適化だ。

若干堅苦しい話になるが、この荷重経路には、走行に置ける路面からの荷重に加え、衝突時の力の伝達経路も含まれる。結果として、フロントメインビームを30mm低く設定する造りや、鋳造や押し出し成型など適所に異なるアルミ加工方法を採用。それにより走行性能に関わるねじり剛性はそのままに、2018年度の安全用件をクリアしつつ30kgの軽量化を果たしてきた。

と偉そうに語ったが、試乗した限り30kgの軽量化や接合の最適化の効果は解らない。いや…、正確には前章で述べたように出足が鋭いなど軽快になったことは得ているのだが、それがシャーシ性能の進化によるものかが解らない。ただ言えるのは、相当ハードなスポーティドライブでも“へこたれない”高いシャーシ性能があるということだけ。カーブを切り返す時などで強く意識すれば解るのでは?と言われそうだが、その案もダメなのだ。

なぜなら今回の試乗車には、ハンドリング・スペチアーレ(以下HS)という新パッケージが装着されていたから。このHSの中身は、反応速度の早さに磨きを掛けた磁性流体ダンパーの採用や、9%のステアリング操作量を減らすステアリングギアボックスの採用。さらにはメインスプリングを、フロントで15%、リアで11%高めてシャーシレスポンスを高めてきたことなど、乗り味に大きく影響を及ぼすアグレッシブなもの。この影響が大き過ぎて、シャーシ性能の進化の影響を選別できなかったわけだ。

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