【コペンの心臓を搭載】“速い軽”復活望む！ ミライースGRスポーツコンセプトってどんなクルマ？

スズキ アルトワークス

市販は未定だが市場の声次第で実現するかも

軽スポーツ愛好派たちの最大の関心事である、メカニズムについても紹介しよう。

搭載されるパワートレインは、660cc直列3気筒ガソリンターボエンジンと5速MTの組み合わせ、駆動方式は前輪駆動（FF）。これらはコペンからの流用品だ。エンジンスペックについては非公表としている。

足回りはなんとミライース標準車のまま。その理由は、あくまでコンセプトカーであり、走行は想定していないためだそうだ。

コンセプトカー開発に取り組んだのは、コーポレート統括本部ブランド推進室に属するモーターショーグループと「ダイハツ ガズー レーシング（DGR）」グループだ。

DGRグループは、モータースポーツを起点とした「もっといいクルマづくり」と、モータースポーツのすそ野を広げ、“走る楽しさをみんなのものに”する活動に取り組んでいて、ラリーや耐久レースなどのモータースポーツへの参戦活動をおこなっている。

その取り組みを通じて、もっと気軽にモータースポーツを楽しみたい人や、軽自動車でもっと走りを楽しみたい人に向けて提案したコンセプトカーというわけだ。

現時点では発売の予定はないとのことだが、コンセプトやデザインについて「お客様の反響を踏まえて考えていきたい」とのこと。

自動車の価格が高騰する今、スポーツカーが手の届きにくい存在になっているのも事実。その状況を打ち破るエントリースポーツの登場を望む声は少なくないはず。

スズキも一度はアルトワークスを復活させた。次はミラの出番と期待し、ぜひ前向きな動きを期待したい。

（終わり）

（写真：ダイハツ、スズキ）