【コペンの心臓を搭載】“速い軽”復活望む! ミライースGRスポーツコンセプトってどんなクルマ?
掲載 carview! 文:大音 安弘 28
掲載 carview! 文:大音 安弘 28
そんな同車のコンセプトは、「モータースポーツのすそ野を広げ、走る楽しさをみんなのものにするためのエントリースポーツ」。手頃な価格、軽量、取り回しに優れるという特徴を持つ、ダイハツのエントリー軽乗用車のミライースをベースとした。
エクステリアの最大の特徴は、専用デザインとなる空力性能を向上させる前後のエアロバンパーだ。この2点だけで、ミライースをホットハッチと印象付けているのは見事。
さらに、ボディカラーもカタログカラーではなく、コンセプトカーのために用意した「オリジナルレッド」を採用した。眩しいほどの美しい赤が小さなホットハッチの存在をより際立たせている。
さらにスポーティさを高めるべく、ルーフにカーボン調ラッピングを施し、2トーンとした。足元には、ダイハツの軽オープンカーである「コペン GRスポーツ」のBBS製鍛造16インチアルミホイールを装着している。
インテリアにも、コペン GRスポーツのパーツたちが活躍している。スポーツカーアイテムとしては定番ともいえるMOMO製ステアリングと、レカロ製スポーツシートを装着。
実は、室内にも専用開発されたパーツがある。それはセンターコンソールだ。本来、ミライースはインパネシフトのCVT車のみのため、MT用のセンターコンソールは用意されていない。
そこもコペンからの流用かと思いきや、ミライース GRスポーツコンセプトのための専用開発品なのだ。そこには、フロアマニュアルトランスミッションの対応だけでなく、ドリンクホルダーと小物入れを追加した。
開発時には、モータースポーツによる視点も取り入れられ、ドリンクホルダーのペットボトルや小物入れのスマートフォンなどが、走行中にG(前後や横方向への重力)がかかっても落ちにくいよう形状にもこだわった。
ダッシュボード上の不要となったインパネシフト部は、小物入れに改良。有効活用している。
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