パサートGTE、ちょっと気になるマジメなパサートのマジメなプラグイン
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
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とはいえプラグイン・ハイブリッドで一番の問題は価格だ。実は電池、それもピュアEV的にも使う電池を少なくとも10kWh前後は積むのでざっくり数10万円から100万円は高くなる。今回の「パサート GTE」も、ガソリン版にパフォーマンスで匹敵するモデルがないので比較は難しいが、ほぼ同じ1.4リッターTSIエンジンを積む「パサート TSIハイライン」(414万円)と比べると約100万円高の519万9000円。正直一見安くはない。※セダンの価格比較。
が、ゴルフのPHV版である「ゴルフ GTE」(469万円)で比べると、パフォーマンスでほぼ匹敵するスポーツモデルの「ゴルフGTI」(399万9000円)との差額は70万円を切ることがわかる。特にゴルフGTEは今回税制改正に対応し、30万円も値下げしたので、EVとして毎日使える人だとするとかなりお得。逆にクルマを長距離、それもほぼ週末しか使わない人にとってはトクではないかもしれないが。
さておき肝心のパサートGTE。基本はゴルフGTEと同じMQBプラットフォームを使ったFFプラグイン・ハイブリッドだ。エンジンは高効率の1.4L直4直噴ターボで、パワー&トルクは115kW&250Nmで、ピークパワーは微妙にゴルフGTE(110kW/250Nm)から上がっている。3つのクラッチを持つ専用の6速DSGのギアボックスを備え、これまた微妙にパワーアップ(+5kW)した85kWモーターと組み合わさるところは同じで、システム最大出力は160kW(=218ps、GTEモード時)とかなりパワフル。しかも電池容量が9.9kWh(+1.2kWh)とこれまた増えているので、フル充電状態からJC08モードで51.7kmも走れる。果たして実際使ってみるとどうでっしゃろ?
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