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ガヤルドLP550-2VB、後輪駆動のランボ復活!

究極のハンドリングマシンなのに…

ズシリと重いステアリングを握って、スロットルペダルを踏み込んでいく。その瞬間、リアがぐっと押し出されて、マイナス120kgも軽量化されたボディが飛び出していく。500ps/500Nmオーバーの大出力エンジンで後輪だけを駆動するため油断は禁物だが、オーバースピードでコーナーに突っ込んでいくような初歩的なミスさえしなければ、予想以上にコントローラブルだ。限界が高く、ワインディングロードで速度を上げていってもすぐにオーバーステアに転じたりはしない。

カーボンセラミックが奢られたブレーキの性能は信頼に足るものであり、だからこそ安心して加速できる。スタビリティを重視したノーマル・セッティングのまま540Nmの巨大トルクによる加速感を味わうより、コルサ・モードを選んで自由自在なハンドリングを楽しむ方がこのクルマの性格にあっている。

ただし、ガヤルドLP560-4ならドライバーを包み込んだままコーナーを確実にクリアしてくれるが、LP550-2はドライバーのスキルを測るかのようにシャープに鼻先を曲げていく。なによりも意外だったのは、街中での扱いやすさだ。2500rpm以下ではエンジン音が静かで、トルクが厚く扱いやすい。eギアの躾も良く、低回転域では豊かなトルクを生かして静かに、いざ加速したいときにはすっとギアを下げて必要なパワーを引き出してくれる。

高速でコーナリングする際にはビタッと踏ん張ってこれ以上ないほどに固められていると感じた足回りだが、実は街中での乗り心地も悪くはない。もちろん、路面の凸凹はしっかりと拾うが、振動を残さずにすっと収束させてしまうので、予想していたほど不快な乗り心地ではない。40年という歳月をランボルギーニの走りの開発に費やしてきた人物の走りへのこだわりを盛り込んだ究極のハンドリングマシンでありながら、これほど普段の使い勝手が良いことには驚きを隠せない。

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