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ガヤルドLP550-2VB、後輪駆動のランボ復活!

こだわりと感性をチューニング

いささか前置きが長くなったが、ランボルギーニを育ててきたバルボーニ氏が40年以上に渡って蓄積してきたノウハウを注ぎ込んで作り上げた究極のハンドリングマシンを連れ出す前に、これくらいの座学は必修だろう。4WDからMRへと駆動形式を変更するにあたっては、バルボーニ氏の走りへのこだわりを実現すべく、大幅な変更が施されている。

リアミドに搭載されるV10エンジンの排気量はガヤルドLP560-4と同じ5.2リッターだが、最高出力はマイナス10psの550psへと低められた。変速機は6速MTを標準設定とし、ロボタイズ式6段MTのeギアはオプションとなる。搭載位置をリアアクスル直前に改めてトランスアクスルとすることで、駆動輪である後輪への荷重を高めることが目的だ。リアデフのチューニングも最適化されており、リアアクスル用LSDも新たに開発されている。スタビライザー、ダンパー、コイル、タイヤ、ESPといったあらゆる部分に変更が施されている。

ミドシップ・モデルゆえの手強さとそれを制したときの達成感を味わわせてくれることを期待しながら、究極のハンドリングマシンに乗り込む。インストルメントパネルに走るアイボリーのレーシングストライプ、カーボン製のカバーで覆われた計器類といったディテールが目に飛び込んできて、走り出してもいないうちからアドレナリンが体中を駆け巡る。

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