アウディR8スパイダーとQ2で現代版『私をスキーに連れてって』を実践!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
予想通りこの2台での長野往復700kmはある意味理想的だった。まず行きのQ2で味わえたのはなんともアウディSUVらしい磐石の安心感。
ボディ骨格はVWグループ自慢の新世代プラットフォームMQBで剛性感はバッチリ。細かい不安定な揺れはなく、ステアリングフィールはスタッドレスタイヤ(ミシュラン・X-ICE 3+)ということもあって多少甘めだったが手応えは重厚。乗り心地もしっとり厚みがあり、タイヤが確実に路面を捉えていた。街中はもちろん高速ドライブでも恐さがない上、大雨の常磐道、時速100km近くなってもまったく恐くないことに感心した。
さらなる驚きが1リッター直3ターボの実力だ。最高出力は116psとことさら凄くはない。だが、その1.3トン前後のコンパクトボディを本当にグイグイ引っ張る。直3がゆえにエンジン音は多少ラフだが、言われない限り気付かないくらい十分に上質で滑らか。
さらに予想以上だったのが使い勝手の良さ。全長はジャスト4.2mとこの手にしては小ぶりだが、リアシートは大人が3人座れ、ラゲッジも400L強。長尺モノも片側リアシートを倒せばそれなりに載る。
そのポップなポリゴンデザインから想像できないほどの実用性の高さで、その気になれば1台だけで大人3人スノードライブもこなせるはず。非常にモダンで万能なSUVなのだ。
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