マツダの新世代AWD、i-ACTIV AWDはどんな機構?
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:望月 浩彦
比較としてFFにも乗ってみたが、注意深く観察していると、たしかに挙動変化するわけではないが、微妙に前輪が滑っている領域がある。そこではたしかにエネルギーロスが生じているだろう。
『i-ACTIV AWD』で雪道を走ればそれが大きく低減できるのは体感的にもわかる。従来マツダで採用されてきたオンデマンドAWDと比較すると徹底的な軽量化、各ギア部で使うオイル量の最小化などでユニット回転ロス、機械効率ロスなども低減されており、トータルで79%ものエネルギーロスを低減することに成功したという。
フルタイム4WD並の性能にマツダならではの一体感の高い走り、そしてFFに迫る実用燃費。これをFFに比べて約20万円高で実現しているのでコストパフォーマンスも高い。世界的にみてももっとも賢いAWDシステムと言えるだろう。
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