アクセラ3モデル試乗。ベストバイは?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
最初に乗ったのはハイブリッド。昨年末、横浜の市街地で出たばかりのハイブリッドを試乗したが、その際にはマツダ初の量産ハイブリッドということで、経済性ばかりに目がいった。
マツダ プリウスだと思った。プリウスは素晴らしいエコカーだと思うが、プリウスをつくるのはマツダの仕事かな? と疑問をもった。
パワースペックはプリウスと同一。エンジンは排気量が異なるものの、最高出力99ps/5200rpm、最大トルク14.5kgm/4000rpmという数値(発生回転数も)はまったく同じ。モーターの最高出力82ps、最大トルク21.1kgmもまったく同じ。マツダのエンジニアは「エンジンのスペックがそろったのは偶然で、THSと組み合わせるのに最適なスペックがその数値だとわかった」と言っていたが、真相はどこにあるのだろうか。勝手な組み合わせを許されなかったということはないのだろうか。JC08モード燃費は30.8km/Lと、プリウスの(売れ筋グレードの)30.4km/Lを超えているが、これは次のプリウスで大幅に上回るのだろう。
ただし、パワートレーンはほぼプリウスでも、その他のクルマづくりはマツダそのもの。端的に言うと、飛ばせば飛ばすほどアクセラはプリウスからかけ離れていくということが、鹿児島の山道を走らせてわかった。以前、エンジニアはアクセラのハンドリングについて「ステアリングの切り始めにタメをつくって、よりドライバーが心地よいと感じる挙動を目指した」と言っていた。なんでも、ステアリングを切り始めたら即座に曲がり始めるほうがいいという以前の考えから、ステアリングを切り始めたら一瞬外輪が沈み込んで、その後に曲がり始めるほうが、人間は自然で気持ちよいと感じるという考えに達し、アクセラをそのように仕立てたという。
実際、60km/h以上で右へ左へと連続するコーナーでアクセラは真価を発揮する。運転しているうちに、エコカーでも運転して楽しいクルマをつくるというのはまさにマツダの仕事だと感じて、最初の印象を改めた。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
GTWCアジア:ANR with VSRがジャパンカップ開幕戦のSUGOにスポット参戦へ
ええ、カワイイのにターボだけ!? アルトCってただのミラジーノ対抗じゃない感がスゴい!!!!!!!
「ジャパンモビリティショー2024」開催決定 新しい事業つくるビジネスイベントに
アウディ A4/A5シリーズに“傑作”うたう2つの特別仕様車 インテリアの質感アップ
SUBARUサンバーを快走仕様!「誰もやらないスピーカー修復」2
小さいことに価値があるGLAのベストバイがコレ!【メルセデス・ベンツ GLA】
昭和世代じゃなきゃ理解不可能!? マツダがこだわる[ロータリーエンジン]って何がそんなにスゴい?
新型[コスモスポーツ]復活!! 特許庁に出願されたから市販化秒読み!? しかもリトラクタブルも続行
彼女のマツダ「RX-7」は175台限定の「タイプRZ」でした! ドレスデザイナーがFD3Sを選んだ理由と愛車に巡り合ったストーリーとは
鉄人リードのル・マン連続出場途切れる。ドライバー変更のプロトン、マスタング3台目のカラーリングを公開
中国GP以降伸び悩むセルジオ・ペレス。契約更新の保留が大きなプレッシャーに
ハイブリッドでクラシックな「アメリカン」 ジープ・グランドチェロキー 4xeへ試乗 悪路性能は圧巻
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった